スーツの小ネタ
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【2023-24年秋冬】M社新作服地の仕入れ
日中日差しが強く汗ばむ夏のような暑さになったと思えば、上着が欠かせない肌寒い日になったり、不安定な気候で着用する洋服に困る時期でございます。とはいえこれから気温も上がり夏はもうすぐなこの時期、当店では秋冬生地の仕入れが始まります。 本日はお世話になっているM社の方に来店してもらい...
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オーダーシャツのプレステージオプションについて
先日、スーツやジャケットのプレステージオプションについて触れていきましたので、シャツのプレステージオプションについて本日はご紹介してまいります。 細かなところばかりを見てディティール信奉になる必要はなく、あくまで着用して格好良いかどうかが大切ではありますが、ちょっとした変化や拘り...
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【プレステージオプション】クセ処理やイセ処理を行うとどうなるのか?
本日はスーツの小ネタ。 まずはこちらの動画をご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 鳥形 仁哉 - jinya torikata -(@torikata_suit)がシェアした投稿 前半部分では背中心のダーツ分量を肩甲骨...
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【クラシコレーベル】縫製工房の展示会にお邪魔してきました。
4月10日に店舗を休業し姫路のオーダースーツ店EGRETのスーツを縫ってもらっている工房にお邪魔してきました。今回は真ん中のクラシコレーベルのもので、MTM (パターンオーダー) 国内最高峰と言える技術を見せていただいたり、学びがある部分があったり、充実した日となりました。 トッ...
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【工場見学】古き良きションヘル織機を使われている “葛利毛織” にお邪魔してきました。
“礼服”は以前のブログでもご紹介しましたが、日本にしかないフォーマルウェアのジャンルであります。日本にしかないのであれば国産の生地を選ぶのが適切です。英国、イタリアでもフォーマル用の服地は展開されていますが、黒の深さは特に意識をされておらず、国産の黒と比べるといささか色が浅くなり...
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【動画】スラックスのアイロン掛けする様子をUPしました。“格好良く着るために大切です”
良い洋服を纏っていても、毛玉が出来ていたりしわくちゃで型崩れしていたり、最低限のお手入れをしていないと格好良く見えないものです。 お手入れの中でお客様から最もよく頂くご質問がタイトルにある“スラックスのアイロン掛け”です。 スーツの基本のキの素材であるウールは着用すればシワも...
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【フォーマルウェアを作る回】SMITH WOOLLENS “DRESS & FORMAL WEAR”
よくスーツ業界で言われる話ですが、日本の礼服として扱われる黒い略礼服は世界的に見ると特殊です。本来フォーマルウェアは昼と夜という時間や場所によって着ていくものが分かれているもので、冠婚葬祭、時間、天候に関係なくこれさえ着ていれば大丈夫という特殊性が礼服にあります。 そもそも礼服は...
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『どれにしよう?』ステッチで変わるジャケットの雰囲気について。
オーダースーツをお作りになられる上で、どういう生地にするかがスーツの印象を決める一番の要素です。黒に近く深いミッドナイトネイビーの無地を選べばとてもフォーマルな洋服になりますし、主張の強さを出すためにストライプを選んだり、洒落たイメージのチェック柄だったり生地選びが最も大切です。...
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【格好良く装うため】スラックスのクリース線が消えてもクリーニングに出さずメンテナンスをする。
当ブログをご覧頂いている方に共通するのは、スーツやジャケットといった洋服を格好良く着たいと思われている事ではないでしょうか。そのためには自分に合った洋服を選んでコーディネートするという事も大切ではありますが、メンテナンス部分を忘れてはいけません。 どんな格好良い洋服も型崩れしてい...
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2022年度もありがとうございました!! ~今年のブログアクセスランキング~
本日2022年12月28日を持ちまして、2022年の営業が終了いたしました。 1年間あっという間でしたが、たくさんのご依頼をいただき、お客様のワードローブ・お洋服に携わる事ができました。 2019年に店舗をオープンした次の年から新型感染症が蔓延してほとんどご依頼が無くなった時期も...
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【2件目】2023年春夏生地 HARRISONS (ハリソンズ) と新取扱い生地について。
2023年春夏生地プレビュー第二弾の今回は、英国一大マーチャントLBDグループの生地やフォックスブラザーズの取扱いをしているM社より、HARRISONS (ハリソンズ) と新取扱い生地ブランドのMAISON HELLARD (メゾンヘラルド) のご紹介です。 カノニコは安定の仕上...
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【1件目】2023年春夏生地の展示会へ行ってきました。ロロピアーナ・ドーメル・デルフィノ etc...
年末に向けて秋冬商品のお渡しが続いている12月も半ば。 普段40~60代くらいのお客様が多くお見えになるEGRETですが、この時期は成人式スーツのご依頼も多くなり、年齢層が下がる分華やかなスーツが度々登場します。若い方に似合うスーツ、年を重ねているからこそ似合うスーツもあり、ご提...
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【カラー素材のすゝめ】スポーティ&カジュアルな装いに色の入ったシャツはいかがでしょうか。
初めてスーツやジャケットをオーダー頂く際、シャツもご一緒にご依頼いただくことが多いです。身体にジャケットよりも近い距離にあるシャツは、寸法による差を実感していただきやすいためです。 シャツのサイズにおいて必ず合わせるべきなのは、首回りと裄丈 (肩幅1/2 + 袖丈)ですが、往々に...
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姫路市でこだわったオーダー “礼服・フォーマルスーツ” をお作りいただけます。
日本でフォーマルスーツの代表格と言えるのが礼服 (れいふく)。 お仕事においてカジュアル化が進む現在でも、冠婚葬祭でお使いいただけ、フォーマルな場において様になるこだわりの礼服は当店でも毎月数件ご依頼いただく人気のオーダーメニューです。 礼服にはいくつかの決まり事があり、お葬式に...
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【スーツのサイズ】1ランク上のフィッティングで着心地上昇。『ジャケットのボタンを外してみて下さい』
先日メールでのお問い合わせの際に、『スーツの小ネタ楽しみにしています!』とおっしゃっていただけたのが嬉しくて、久しぶりに小ネタをお送りしてまいります。店主は単純でございますので、褒めていただけると更新頻度が高くなります (笑) 。 さて、本日の小ネタは、タイトルの通り、1ランク上...
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5000種類以上の生地のなかより、ハリントンジャケットをオーダー頂けます。『日本名:スウィングトップ』
ハリントンジャケットは聞いたことがなくても、スウィングトップという名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。 ハリントンジャケットは、英国メーカーであるBaracuta (バラクータ) が1930年代に作成したG9ジャケットのことで、ジャンパーの原型ともなったと言われて...
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フルハンドメイドジャケット ~ARISTON WOOL & SILK~
フルハンドメイドでおつくりしたジャケットが仕上がってきました。 使用している生地は、ARISTON (アリストン) のWOOL & SILKシリーズ。ふっくらとした風合いのある生地で仕立て上がりも非常に奇麗です。 型紙を一から起こし、フルハンドメイドでお作りすることでミシンで...
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【フルハンドメイドオーダー】手縫いだからできる特徴的なシルエットの出方
【休業日のお知らせ】誠に勝手ながら7/4 (月) ~ 6 (水) の3日間、店舗を休業いたします。ご来店予定だったお客様、ご予約がとれず申し訳ございません。 7日(木)11時から通常営業再開いたしますので何卒よろしくお願いいたします。 さて、本日のブログにまいります。 当...
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『オーダースーツの一つの完成形?』ゼニアのトロフェオが人気です。
イタリアで最も良い生地は?と聞かれると間違いなく名前が挙げられる Ermenegildo Zegna (エルメネジルド ゼニア) 。 最もブランディングに成功したブランドであり、既製品も展開しつつ、生地も我々オーダー店に卸しているメーカーです。 ゼニアの特徴といえば、多くに語られ...
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2022-23年秋冬の生地仕入れ備忘録 ~そろそろ秋冬オーダーの季節です~
『前回に引き続き生地の仕入れについてです』と、ブログにしたためようと前回のブログを探したところ、、、 まさかの書いていないという事実に驚きを隠せない店主です。 秋冬小物の仕入れについては書いておりましたが、メインとなる生地の仕入れの内容を書いていないとい失態。大変失礼いたしました...
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【P&B UNIVERSAL】目付635g?服好き必見の分厚いスーツ生地 ~Harrisons (ハリソンズ) ~
オーダーの醍醐味である生地選びにおいて、色柄とともに重要になってくるのが生地の厚み。 生地の厚みは目付 (めつけ) で表現されており、この数字によって生地の厚みが変わってきます。 夏向けのオーダーであれば、目付を小さく生地を薄くする事で、涼しくご着用いただける洋服をお作りいただく...
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【快適な夏に】少しでも涼しいスーツを仕立てるアイディア5つ+α
初めてスーツをオーダーされるお客様は“1年中使えるスーツを”とご依頼いただく事が多いです。 その際、通年使用しやすいスーツになるよう生地から仕様まで良い塩梅のご提案をさせていただいておりますが、当店のオーダーのフィット感を気に入っていただくと拘りとは深まっていくもので、スーツ=1...
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尾錠付きのコットンパンツは何故こんなに素敵なのでしょうか。
本日、お客様にお渡ししたコットンパンツ。とても素敵でしたのでご紹介させてください。 定番で取扱いしておりますコットン100%のオフホワイト生地をお使いしておりまして、太い糸で織られたしっかりとした質感が写真からも伝わってくるかと思います。厚みがあると夏場は多少暑いかもしれませんが...
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『スーツの小ネタ』本来のゴージラインはどの位置か?~歴史を見ると高すぎず、低すぎず~
本日のスーツの小ネタは、スーツやジャケットの印象を左右する“ゴージライン”について。 身頃のラペル部分が返り、上衿が付く。現代のジャケットの基本構造ですが、ゴージラインは前から見えるラペルと上衿の縫い代のラインの事を指しています。 ゴージラインは高い、低いという風な使われ方をして...