スーツの小ネタ
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クレリックシャツのすゝめ。正式名称:Winchester shirt (ウィンチェスターシャツ) の歴史と特徴。
最近、オーダーいただく事の多いクレリックシャツ。 その特徴は身頃と衿とが別素材となり、コントラストの効いたデザイン。Google検索すると予測変換で“クレリックシャツ ダサい”なんてdisられる事もあり過小評価される事もありますが、それは誤解であり1800年代から続くクラシカルで...
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【フランスの美学】フィッシュマウスラペルはこういう形。〜ジャケットの衿型について〜
ジャケットの顔といえるVゾーンは、上衿と下衿 (ラペル) で構成されます。 最も一般的な形であるノッチドラペルに、ダブルブレストのピークドラペル、タキシードで用いられるショールカラー等、スーツやジャケットの種類によって様々な種類の襟が存在します。 本日は、フランスの美学ともいえる...
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【フルハンドメイドオーダー】新しいレーベルでのオーダースーツが始まります。
姫路のオーダースーツ店EGRETは、新しいレーベルでの受付をスタートさせます。 今まで九州の工房であるカスタムレーベルと、クラシコレーベルでは愛知県にある工房aldex (アルデックス) に仕立てをお願いしておりました。ベースの有型からフルオーダーに近い補正範囲を持つ両工房ですが...
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【子供服】キッズのオーダーシャツは大切な記念日の一着に。
こっそりとひっそりとお受付しておりましたオーダーでの子供服、キッズオーダーシャツ。 店頭サンプルを作ってみました。 何でもかんでも、“可愛い”という月並みな形容詞を言うのは苦手なのですが、、、 可愛いです (笑) あくまでキッズシャツはパターンオーダーなのでベースがあり縦横寸...
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【最大29cm】足の大きなお客様にも高級靴を。実は自分が思うより足のサイズは小さい件
足のサイズはいくつくらいですか?とお聞きすると実際よりもかなり大きなサイズを言われることが度々あります。スニーカーの緩いサイズ感に慣れられている方であったり、もともと大きめサイズの靴が好きな方は多いです。 革靴の基本のフィット感でいうならば、お好みこそあれ、靴紐を解かずに着脱でき...
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【パンツの小ネタ】足を長く見せるパンツに必要なのは、実は●●部分を絞ること!
オーダーを承る際に、度々頂くリクエストで“裾をかなり狭くしてほしい”というものがあります。 アパレル用語で裾の狭いパンツをテーパードシルエットといいます。 このリクエストは20・30代前半のお客様に多いのですが、足を長く見せようと考えて裾を絞ることは効果が小さいことはあまり知...
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【新型デザイン作成中】1stサンプルをこっそり紹介。展開は恐らく9月頃?
オーダースーツEGRETは、お客様に常にワクワクしていただけるよう、既存商品のレベルアップはもとより、商品企画にも力を入れています。 展開は秋ごろになりそうですが、新型デザインパターンの1stサンプルが仕上がってきたのでこっそりご紹介します。こっそりです。 先日、当店のクラシ...
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【革の工房見学】姫路黒桟革 (ひめじくろざんがわ) の坂本商店へ行ってきました。
先週のオーダーシューズフェアにお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。 ご対応までお待ちいただく方もいらっしゃり、いつも以上の来店数でしたが、顧客様には特別なレザーであったり、ご新規のお客様にもとっておきの一足をご用命いただいたり、洋服における靴の重要度を再認識した2日...
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【コットン vs ウール】人気のベージュ色スーツの素材はどれが良いのか?比較してメリット・デメリットを紹介
春に近付き、気温が高くなってくるとオーダーする方が増えてくる薄い色のスーツやジャケット。 特にベージュは、肌馴染みが良い事もあり選ばれる方が特に多いお色味です。 本日は人気のベージュ色のスーツ・ジャケットを作る上でのポイントについて詳しく解説していきます。 ベージュスーツにご興味...
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【筋トレ】マッチョ体型のお客様のオーダースーツの修正・補正について
“スーツがオーダーできる店”と一言でいっても、得意な事、出来る事、出来ない事は様々です。 週末ご来店いただいたお客様の内2人がトレーニング好きで、胸とお腹周りの寸法差が22cm以上 (一般的な方は10cm程度) の所謂マッチョ体型でした。伸縮性のあるタンクトップ、Tシャツが間違い...
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イタリア伝統の手縫いボタンホールをご紹介。クラシコ好きな方にお勧めです。
スーツを縫製する上で、手縫いかミシンかでスーツの仕上がり方は変わってきます。手で仕上げると柔らかく丸くなりますし、ミシンで仕上げると直線的で均一になりやすいです。 アームホールや襟等、曲線しかない箇所は特に手縫いの良さが伝わりやすい部分。反対に直線に近いスラックスの足筒部分はミシ...
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【ディティール信奉】なんちゃって総毛芯 (そうけじん) 仕立てのスーツをご存じですか?
オーダースーツに詳しくなってくると、よく聞く専門用語に“総毛芯”という物があります。フルキャンバスとも呼ばれる仕立て方法ですが、実は名前ばかりが先行してディティール信奉になり、中身が伴っていないケースが多くみられます。 本日は総毛芯や、それとよく対比される接着芯。総毛芯と言いなが...
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ガラスレザーのケアにはコードバン (馬のお尻革) 用クリーム【M.MOWBRAY モゥブレィ】
ガラスレザーという革を聞いたことがありますか? 名前自体は知らずとも、一度は目にした事がある革だと思いますので、特徴とお手入れ方法についてご紹介をしていきます。 ガラスレザーは、最も有名な国産靴メーカーであるリーガルが得意としている革であり、表面に樹脂状の膜を作ることで、...
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2021年も姫路のオーダースーツ店、EGRETをありがとうございました。〜ブログアクセスランキングで振り返り〜
本日、12月29日が2021年最終営業日のブログは、今年作った物で一番気に入っているゼニアのスーツをサムネイルにしてお送りしていきます。 今年もビジネス用のスーツから、結婚式のタキシード 、カジュアルジャケットやシャツ等、たくさんの方のお洋服に携えたこと大変感謝しております。たか...
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来年の春夏生地の仕入れが完了しました。最後はフォックスブラザーズ・ハリソンズ代理店。
姫路のオーダースーツ店EGRETでございます。 オーダーの世界では、次シーズンの生地は約半年前に仕入れを行います。生地サンプルを見せてもらう機関は11月から12月におこない、入荷はだいたい1月末から2月くらい。 生地サンプルは通常5cm角くらいなので、実際に仕上がる生地バンチより...
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【Q】5,000種類以上の生地の中からどうやって選ぶ? 【A】イメージしやすいツールがあります
オーダースーツは、フィッティング (サイズ感) × 縫製 ×生地 で構成されていますが、お客様がする最も重要な選択は“生地”ではないでしょうか。 一般的なスーツ店で数百種類の生地、当店では5000種類以上生地の数があります。全てご覧になられるお客様はいませんが、イメージに近い生地...
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冬に締めたくなるのは “素材感” のあるネクタイ。スーツに合わせて変えていくと楽しくなる。
ネクタイに限らず、スーツやシャツでもよく言うキーワードに“オールシーズン”というものがあります。 通年、何も気にせずに着用できるものは一見便利に思うかもしれませんが、当ブログを見てくださっている洋服好きの方からすれば厄介な言葉であったりします。 何にでも合うものは、逆にいうと何に...
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【礼服の流儀】●●があるとNG? 冠婚葬祭の黒スーツをプロが解説します。
『冠婚葬祭用の黒スーツが欲しい』 結婚式や式典といったフォーマルな場に着用するからこそ、ちゃんとしたオーダーをしようと当店でも大変よくいただくご依頼内容です。数えてみると、ブログを書いている現時点でもお渡し待ちの黒スーツが4着あったりします。 幅広いご年代の方にご依頼いただくこの...
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【クラシコ イタリア】2つの新モデルをご紹介 ~フィレンツェ・ナポリ~
クラシコ イタリア クラシコは、イタリアの格式高い伝統的なスタイルを指しており、クラシコを感じさせる柔らかな仕立ては、英国の鎧のようなスーツとは一線を画します。 どういったスーツを目指すかにもよりますが、空気を纏う美しいドレープのスーツはクラシコ イタリアそのものであり、お客様に...
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【スーツの基本】直当てアイロンのコツ “ちょい浮かせ” ~テカりの原因は摩擦によるものです~
毎日スーツを着用されている方であったり、前日に雨に濡れてしまった時、消えてしまいがちなクリース線。 クリース線とはスラックスの中央でプレスされた線の事で、クリース線によって縦のラインが明確となり、スタイルが良く見えキチンとした印象も強くなります。 格好良くスーツを着こなしていただ...
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【オーダースーツ】サイズの合った服 = “格好良い服”とは限らない3つの理由
オーダースーツはサイズがぴったり合うので着心地が良く、格好良い。 そんな耳ざわりの良い言葉をよく聞きますが、これ実はとてもレベルの高い話でして、、、サイズが合うからとイコール格好良いとは直結していきません。 本日のブログでは、サイズの合った服=格好良い服とは限らないというお話...
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【パンツの股上】3Pスーツでベスト付き、股上が短いと『ヤバイ』たった1つの理由
『パンツの股上は短い方 (ローライズ) が足が長く見えて格好良い』 10年程前までは、そういった言葉が雑誌を飾っていました。スキニーパンツが大流行し、その細さに合わせて、ローライズのパンツが主流になったわけです。 ファッション業界には“トレンド (流行) ”という概念があり、たく...
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車社会のコートといえば Giaccone (ジャッコーネ) 。『本場イタリアでも人気のアウターです』
イタリア語でジャケットはgiacca (ジャッカ)、コートはCappotto (カッポット)。 では、Giaccone (ジャッコーネ) は? アパレル用語はほとんどアメリカ英語ですし (フランス語のジレなんてものもありますが) 、イタリア語はあまり馴染みが無いかと思います。 さ...
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『仕立て映えする生地?』オーダースーツを作る上で考慮したい“2つの強み”を考える
オーダースーツに詳しくなってくるとよく聞く言葉があります。それが・・・ 『仕立て映え』 この生地は仕立て映えをする~といった使い方をします。 仕立て映えとは、“綺麗なシルエットの構築”を指していて、よく英国生地に対して使われる事が多いですが、英国生地=仕立て映えする訳ではあり...