【クリーニング】段返り3つ釦のジャケットなのに、第1ボタンでプレスされたら・・・
姫路のオーダースーツ店EGRETは、5月13日(月)~16日(木)まで店舗を休業いたします。この間、お電話は繋がりませんので、お急ぎの際にはメールにてご連絡ください。営業再開は17(金)からです。ご不便をおかけいたしますがご確認をよろしくお願いいたします。
さて、本日はクリーニングを出された際にたまにある間違いについて。
段返り3つ釦のジャケットなのに・・・
某クリーニングのチェーン店に出したネイビーのジャケット。リネン素材ですので、皺は風合いとして問題ないのですが、ボタンの返り位置が間違っています。段返り仕様ですので、真ん中のボタンからラペルが返らないといけません。
無理やり一番上のボタン位置でラペルが返るように、ぺったんこにプレスが当てられています。
洋服の構造についてある程度知識があるクリーニング店であれば、前身と見返しの控え分量を見てどこが返り位置なのか判断できます。指をさしている端部分をご覧頂くと、見返し部分と前身の控えが逆転しています。控えておかないと、表側から後の生地 が見える事になりますので (ラペル部分であれば前身の端が見えてはいけない) 、基本的にこういった構造となります。
加えて縫製の際にも、任意の位置でラペルがうまく変えるよう設計されてますので、無理やり返り位置までプレスを行なう必要はありません。
直し方はアイロンで無理やりプレスをされた箇所を伸ばせばよいです。
すると、自然と設計された位置でラペルが返ってきます。これを防ぐためには、ちゃんとした知識を持った店舗にお願いするか、受付してもらった際に段返りですと念を押して伝える事でしょうか。
前職時代から交流があり、お勧めしているクリーニング店がヨネイクリーニングさんです。知り合いという忖度が入っているかもしれませんが (笑) 、腕は確かで拘りを持ってクリーニングされていますので姫路近郊の方は是非お試しなさってください。
〒672-8063
兵庫県姫路市飾磨区須加2−番地
079-235-0765
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