スーツの小ネタ - 革靴にも通じる高級イタリア生地の魅力

2021.02.26革靴にも通じる高級イタリア生地の魅力

こんばんは、姫路のスーツ屋EGRETの鳥形です。

今日は朝から初めましてのお客様に、繰り返しご利用くださっているお客様が続き、金曜らしい賑わいのある一日でした。

皆様、一様にスーツに関心が高く、価値観が近いのでお話がとにかく楽しい！お客様から教えていただくことも多く、有難い日々が続いております。

当店が予約制をお取りしているのもその為です。小さなお店で一人ひとりゆっくり装いについて考えていただきたいため、お手数なのですがご予約をお願いしております。何卒ご理解をよろしくお願いいたします。

さて、今季の生地で当店で大変人気を集めているものがあります (今週だけでも3名のお客様にお選びいただいています！) 。

それが最初の画像の生地、2021春夏コレクションのLoro Piana (ロロ・ピアーナ) 。

>>ラインナップをご覧になられたい方はコチラから

高級イタリア生地の魅力

EGRETが取扱いしている生地の原産国は大きく分けて、英国とイタリア。どちらが良い生地という表現は正しくなく、それぞれに良さが詰まっています。

傾向として英国生地はハリとコシがあり、イタリア生地は艶と柔らかさがあります。求めるものが違うということですね。

艶やかな高級感、ラグジュアリーな雰囲気を求められる方にはイタリア生地がピッタリです。

その中でも最高峰のものといえるのが、ロロ・ピアーナ。

分かりやすいのが最初の画像のオーストラリス コレクション。数字が上がれば上がるほど繊維が細くなる単位Super表記において、Super150'sという高級原毛を使用しており、上品な艶感が大変綺麗なコレクションです (Super表記はよく糸の細さと間違われますが、正しくは糸になる前の繊維の細さです) 。

これを実際に触って体感していただくのですが、ヌメりのある質感と光沢感に皆様大変驚かれます。

本日来店のお客様も『すごい、こんな生地初めてみました！』、と言われていました。

こだわりを共感していただける瞬間、内心そうでしょそうでしょ～と嬉しくなります (私が織ったわけではないですがｗ) 。

繊維の細さよる違いは革靴にも通じる部分があるなと、先日靴磨きした時に思い写真を撮りました。

どちらも私物の茶靴なのですが、上の方が奥深くまで光っているのが伝わりますでしょうか？

価格が違うので当たり前といえば当たり前なのですが、上の革の方が上質な革を使用しています。きめ細かい繊維であると、同分量の靴クリームを塗っても光り方が大きく変わってきます。良い靴はハイシャイン (鏡面磨き) しなくても綺麗に光ります。

こういう違いが生地にも表れているという例ですね。

華やかさ、高級感を求められている方に、今季のロロ・ピアーナお勧めです。お客様にお勧めする私も欲しくなってきました (笑) 。

気になられた方はお問い合わせいただけますと幸いです。