イタリアの美学、Loro Piana (ロロ・ピアーナ) の2021春夏コレクション
こんにちは、姫路オーダースーツEGRETの鳥形です。
本日は節分。普段であれば鬼は外、福は内といった豆まきイベントの様子がテレビで放映されていましたが、今年は自粛ムード。来年こそは明るい節分でありますようにと願っております。
ですが!
節分といばもう一つの行事ごとがありますよね。食いしん坊の私はむしろこっちがメイン(笑)
そう、恵方巻!
毎年知り合いの飲食店さんにお願いしておりまして、今年の恵方巻は美食会でもお世話になっている一意専心 (いちいせんしん) さんのものを頂きました。
今年の方角である南南東を向いてむしゃむしゃ、ご馳走様です。流石、姫路を代表する日本料理屋だけあって見た目も美しく美味でした。
Loro Piana (ロロ・ピアーナ) 2021春夏コレクション
さて、本日のブログは入荷ラッシュを迎えている春夏生地をご紹介していきます。私も大好きなブランドで、美しい生地を生産し続けているLoro Piana (ロロ・ピアーナ) !
イタリアを代表するブランドで、知名度でいうならゼニアvsロロ・ピアーナという構図が成り立ちます。
ロロ・ピアーナの歴史と特徴
ロロ・ピアーナは1924年にピエトロ・ロロ・ピアーナさんがテキスタイル会社を立ち上げたことから始まり、1980年代には同名のプレタポルテブランド (高級既製服) を立ち上げています。2013年には、ルイヴィトンを筆頭とするLVMHグループの傘下に入り、伝統的なモノづくり力と感性を巨大資本を背景に進化させています。
生地の一番の特徴は、最高級原毛を使用したしなやかな質感です。美しいという表現が適切だと思います。
羊毛の一大産地であるオーストラリアで採れるSuper100's以上の原毛のうち、30~40%を買い付けているといわれており、そのこだわりを信頼するキートンやブリオーニなどの高級ブランドへ供給され続けています。
今回厳選したコレクションを展開していまして、この2つのコレクションを中心にご紹介します。
・AUSTRALIS (オーストラリス)
・ZEALANDER (ジランダー)
AUSTRALIS (オーストラリス)
オーストラリスはその名の通り、Super150'sのオーストラリアンウールを使用しています。Super150'という高級原毛をこれだけのラインナップでできるのもロロ・ピアーナだからでしょう。
触っていただくと分かりますが、イタリア高級生地らしいヌメリ感や、美しい光沢があります。光沢ってポリエステル系の化学繊維で作りだしたものと、ウールの細い天然繊維で作ったものでは質感が全然違います。
オーストラリスは春夏向け生地とされていますが、目付240gながらコシもあるので冬以外の3シーズン着用可能。フィニッシュのタイミングで特別な仕上げをおこなうことでナチュラルなストレッチ性を生み出しています。LVMH資本が入ったことにより、現代的な要素があわさっているのだと思います。
ZEALANDER (ジランダー)
ニュージーランド産のスーパーファインメリノウールを経糸に使用したその名もジランダー。オーストラリスとは打って変わり、強撚系の平織りで光沢感は少し抑え目です。
ジランダーは、目付230gと270gをご準備していますが、どちらもウール100%ながらナチュラルなストレッチ性を持ち、防シワ性にも優れています。イタリア製の柔らかな着心地と耐久性の高さを両方求められる方にお勧めな生地になります。
両コレクション掲載しておりますので、気になる生地がありましたらお気軽にお問い合わせいただけますようよろしくお願いします。
オーストラリス コレクション
ジランダー コレクション
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