新入荷情報 - THE RAKE ISSUE 60 より“HARRISONS (ハリソンズ)” の名作生地の紹介。～PREMIER CRU・UNIVERSAL・OYSTER～

2024.10.14THE RAKE ISSUE 60 より“HARRISONS (ハリソンズ)” の名作生地の紹介。～PREMIER CRU・UNIVERSAL・OYSTER～

美しい写真と読ませる文章から、個人的に大好きな雑誌THE RAKE。現在発売しているISSUE 60で、EGRETのお客様より厚い支持を集めているHARRISONS (ハリソンズ)が紹介されていました。あらためてHARRISONSの良さを実感いたしましたので、ブログにまとめていきます。

オーダースーツの生地といえば、概ね英国製かイタリア製の二択です。最近は互いに歩み寄りを見せている傾向がありますが、やわらかで光沢のあるイタリアらしい生地に対して、クラシカルで堅牢な英国の生地が特徴です。気候や国民性が生地にも表れています。

1863年創業で伝統あるHARRISONSの織り上げる生地はその英国のイメージそのまま、クラシカルで堅牢です。そのため、英国のテーラー街であるサヴィルロウストリートにおいて、トレードマークの朱赤のパンチは定番として欠かせない存在になっています。

数あるHARRISONSシリーズのなかでも名作として名高い、PREMIER CRU (プルミエクリュ) 、UNIVERSAL (ユニバーサル) 、OYSTER (オイスター) が掲載されています。

PREMIER CRU

HARRISONSの3シーズン生地として最も有名なREGENCY (リージェンシー) に対して、ラグジュアリースーティングとしてワインの一級畑を表す名前を冠したPREMIER CRU。目付も330gと夏を除く3シーズンで活躍する厚みであり、Super100'sのファインメリノウールを72番手縦緯双糸で織り上げています。原料染めによる発色の美しさ、滑らかな肌触りとハリコシも感じていただける質感、英国エレガンスを体現したシリーズではないでしょうか。

今季リニューアルされ、早速自分用のスーツを仕立て中ですので、こうご期待。

UNIVERSAL

HARRISONSのなかで最も重い目付のスーティングシリーズがこのUNIVERSAL。22μの極太原毛を使い織り上げ、目付は370g、465g、580gと展開されています。もともと同じグループのLBDから展開されていたP&B UNIVERSALが移籍するかたちでHARRISONSで展開されています。580gのものは古き良き英国クラシックなスーツをお仕立てしていただけます。

こちらは465gのバーズアイで仕立てた三つ揃いのスーツ。見るからにしっかりとした質感が伝わるかと思います。

OYSTER

サヴィルロウ番手と呼ばれる48番手の縦緯双糸で織り上げられた目付400gのOYSTER。巷では軽い目付のものが人気ですが、同グループのSMITH WOOLLENS (スミスウールンズ) の目付400g BOTANY (ボタニー) シリーズとともにEGRETでは高い人気があるシリーズです。

生地自体の厚みはありますが特別起毛感があるわけではありませんので、暑くないのであれば10月ごろから春まで楽しんでいただけます。

いかがでしたでしょうか。HARRISONSのエレガントなスーティングをご紹介いたしました。華やかなイメージのイタリア生地に比べると、生地単体の面白さは少なくなるかもしれませんが、長く愛着がわくクラシカルな洋服をお仕立てしていただけますので、ご興味がありましたら是非一度お問い合わせいただけますと幸いです。