スーツの小ネタ - 脱いでから語れる、ベストの背中【裏地に拘ると着心地と美しさが変わります】

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脱いでから語れる、ベストの背中【裏地に拘ると着心地と美しさが変わります】

脱いでから語れる、ベストの背中【裏地に拘ると着心地と美しさが変わります】
スーツの小ネタ

スーツは英語表記でSUIT(一つ揃い)。

 

何が揃っているのか。

それは調和するためのものが揃っているということでジャケットにベスト、スラックス、シャツ、ネクタイなど全体のスタイルを指していました。

それが時代とともに変化してベストが無くてもスーツと呼ばれるように。これはジャケットとスラックスだけでも調和がとれていると判断された裏返しであり、ベスト付きのものが三つ揃い、スリーピースと呼ばれるようになりました。洋服の歴史はカジュアル化の歴史でもあります。

現在はネクタイを絞めなくてもスーツと呼ばれるまでに簡略化されています。時代によってスタンダードが変わってくるのは当然といえば当然ですね。

 
 

ベストこそオーダー

さて、本日はネクタイでなくベストの小話。

当店でオーダーされる方は洋服好きな方や、こだわりのある方が多く、三つ揃いやスリーピースでのオーダーが多いです。また、”正統派を求められる”ということだけでなく、単純に見た目の格好良さからお選びいただくことも多いです。

ベストを着るメリットとしては、シャツが見える面積が少なくなることでしっかりとしたちゃんとした印象を持ってもらえ、誠実な自分をプロデュースすることができることです。

またジャケットを脱いでも様になります。英国ではウエストコートとも呼ばれるように、本来ベストは上着扱いでした。ベストが無くてスラックスにシャツだけだとスポーティさが出すぎてしまい、ビジネス感が薄れてしまいます。反対にベストのデメリットとしては、夏は暑かったり、一枚着るものが増えることでしょうか。

 

ベスト裏地をキュプラ素材で

ベストはジャケットよりも、身体とのゆとりを少なくする必要があるので、自分に合ったものはオーダー以外ではなかなか出会うことができません。

バストのふくらみからウエストにかけてクビレさせることで、男性らしい逆三角形を作りあげることができます。

 
 

ベストの背中にもこだわりを

ベストの背中は通常、キュプラやポリエステルといった素材が用いられ、ジャケットを羽織った際の引っ掛かりがないように配慮されています。

一般的にジャケットの裏地と同じシンプルなものが使われることが多いのですが、そこはオーダースーツ。裏地を柄に変えて、ベストの背中も柄のままにすることも可能です。

脱いだ時に見えるこだわりの一つですね。

 

ベスト裏地をキュプラ素材で

このようなペイズリー柄や小紋柄がシックで使いやすいのですが、当店にはエッジの効いた柄もたくさんご用意しております。

まず、人と被らないであろうイタリア製の裏地です。

この他にもたくさんご用意しておりますので、ご興味がでてまいりましたら下記URLよりチェックしていただけると幸いです。

ベスト裏地をキュプラ素材で

ベスト裏地をキュプラ素材で

https://egret-suit.com/blog/news/20201007

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