お客様の写真 - 本格英国生地で“ブラウンのチェック柄オーダースーツ”【ハリソンズ・フロンティア】

2021.07.10本格英国生地で“ブラウンのチェック柄オーダースーツ”【ハリソンズ・フロンティア】

柔らかくしなやかなイタリア生地に比べて、光沢が抑えられゴワっとした質感の傾向がある英国生地。

糸の太さによる生地の特徴であり、生地見本では英国生地は地味な印象を持たれるかもしれませんが、そこはスーツが生まれた本場の英国生地。仕立て上がりのシルエットが非常に美しいのです。よく“仕立て映えする”と称賛されます。

糸が太い生地はドレス感が落ち着くこともあり、現代のカジュアルファッションに取り入れていただくうえでコーディネイトしやすい生地でもあります。

英国を代表する生地ブランド HARRISONS (ハリソンズ)

今回のスーツに使用している生地はハリソンズ オブ エジンバラという英国を代表する生地ブランドの物です。赤いバンチがアイコンとなり世界中の有名テーラーで見かける生地になります。

着用シーンに合わせて数多くのラインがある中、主要となるのが写真の“フロンティア”と“リージェンシー”です。

フロンティア・リージェンシーの違い

それぞれ目付300g程度と夏を除く3シーズン生地で、同程度の太さの糸を使いフロンティアは平織り、リージェンシーは綾織りで仕上げられています。

スーツを選ぶうえで平織りか綾織りかは基本となり、平織りだとマットな質感でハリが出やすく、綾織りは柔らかさと光沢が出やすいです。

なので、フロンティアとリージェンシーを触り比べてみるとほとんど同じ糸が使わているにも関わらず、質感の違いに気付かれると思います。

ブラウンのチェック柄オーダースーツ

今回のオーダーはカジュアル使いもできるようなスーツというご要望で、ブラウン色のチェック柄というイメージをお客様は持たれていました。

ブラウン色のチェック柄は他ブランドでも展開していますが、ご要望をお聞きする限り、ハリソンズのフロンティアなんてピッタリの生地ではないかと思いました。

平織りは綾織りよりもカジュアル感が増し、フロンティアはチェック柄・色のバリエーションも豊富。ブラウンも数種類収録されています。私自身、数多くスーツを作っている中、ハリソンズのフロンティアは最も好きな生地の一つです。

今時腕がピタッとしたスーツはカジュアルでもあまり格好良くありませんので、程よくゆとりを設けながらもシルエットが綺麗ですよね。お客様に着用いただくと、『これがオーダースーツか』とお喜び頂くことができました。

姫路のオーダースーツ店EGRETでは、ビジネスオンリーのフォーマルなスーツだけでなく、カジュアル使いしていただけるスーツ・セットアップ・ジャケットもご用意しております。かなり突飛なデザインも作っていたりしますので、イメージ通りの物が既製品でないという方も是非一度お問い合わせいただけますと幸いです。

この辺りかなりユニークな仕上がりになっています↓↓

お客様のユニークなオーダースーツの仕上がり【使用生地：DRAGO ドラゴ】

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