【姫路のオーダースーツ店EGRET】2025年もありありがとうございました。

本日12月28日が、姫路のオーダースーツ店EGRETの2025年最終営業日でした。
今年も充実した一年となったのは、EGRETをご愛顧いただいておりますお客様のおかげです。
新年は1月6日より営業再開いたします。2026年も、10年先も色褪せないこだわりの装いをご提案してまいりますので変わらぬご愛顧いただけますと幸いです。
さて、店舗の大掃除とともにすべての靴を磨きたくなるのは、洋服好きの差がでしょうか (それとも私だけでしょうか笑) 。
私だけだったというのは寂しいので、店主が実際にいつもしている靴磨きの手順をご紹介して、年内最後のブログにしようと思います。
普段はブラッシングだけ


靴を履いていると、知らないうちにどこかにぶつけたり、小傷や汚れがついているもの。雑に扱うとは違いますが、靴はあくまで道具ですので傷がはいるのも受け入れるくらいの思いが大切です。
昔は、一度はいたら丁寧に靴磨きをしていたこともありましたが、最近はもっぱらブラッシングのみで、月1、2回程度クリームを使った靴磨きをしています。

靴磨きをする際は、スプリングタイプのシュートゥリーがバネのところを持てたりするので、好みです。テンションが強く、長期間入れていると型崩れしやすそうなので、保管時には使いません。


まずは馬毛ブラシでブラッシングして、ほこりや付着している汚れを落とします。縫製部分やコバの隙間などもしっかりおこないます。




クリーナーを布につけて使って汚れを落としていきます。円を描くようにして、強くこすらず、靴から布に汚れを移していくイメージでおこないます。


コバ部分も忘れず、汚れを落としていきます。



ソールもクリーナーを使って汚れ落としをして、デリケートクリームで保湿をおこないます。
体感では、ソールがしなやかになって履き心地が良くなります。

汚れを落とした状態です。


乳化性の靴クリームをつけていきます。付けすぎは良くないので、指の先に少しずつ取り、円を描くように靴に馴染ませていきます。


靴磨きをしながら、写真は撮りずらく、おもいっきりブレました 笑 。


クリームをつけ終わった状態で10分くらい放置します。



その後、クリームを馴染ませるために、豚毛ブラシでブラッシング。結構力をいれて、シャカシャカさせていきます。


再度、馬毛ブラシでブラッシングして完成です。
特別なシーンで履く靴などは、つま先と踵部分の鏡面磨きをすることもあります。普段は足元が馴染むように、クリームだけの靴磨きです。
家に置いている靴は、大掃除の合間にこっそりとしようかと思います。
余談ですが、2026年春夏の自分用のスーツとして仕入れた生地が入荷してきました。



DORMEUILの名作SUPER BRIO。モヘア54%、ウール46%のシャリっとした質感のスーティングです。
目付280gと私にしては軽く、春先~夏に着用するスーツとして考えています。年明けからどんなスーツにしようか考えていこうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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