スーツの小ネタ - 【筋トレ】マッチョ体型のお客様のオーダースーツの修正・補正について

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【筋トレ】マッチョ体型のお客様のオーダースーツの修正・補正について

【筋トレ】マッチョ体型のお客様のオーダースーツの修正・補正について
スーツの小ネタ

“スーツがオーダーできる店”と一言でいっても、得意な事、出来る事、出来ない事は様々です。

週末ご来店いただいたお客様の内2人がトレーニング好きで、胸とお腹周りの寸法差が22cm以上 (一般的な方は10cm程度) の所謂マッチョ体型でした。伸縮性のあるタンクトップ、Tシャツが間違いなく似合われる体型ですが、スーツとなると体型に合う物は中々ありません。

既製品スーツの場合、肩幅やバストで合わせるとウエストが大きく、丈も長くなりだらしなく見えてしまいます。反対にウエストや丈で合わせるとバストや肩部分が食い込み窮屈なスーツに見られてしまうという難しい体型です。

 
 

オーダーなら解決するのか?

マッチョ体型のお客様はオーダーなら全て解決できるかというと、そう簡単にはいきません。

フルオーダーならカッター、パターンオーダーなら採寸者がお客様の体型を把握したうえで、お客様が求めている格好良いスーツを目指していく必要があります。

 
 

こんな話があります。

昔、有名な海外靴ブランドのトランクショー (オーダー受注会) が日本で初めて行われました。

当時は靴のビスポーク (フルオーダー) が少なかった事もあり、多くのお客様が訪れ賑わいを見せ、『ビスポークなのだから既製品とは比較できない素晴らしい靴が仕上がってくるだろう』そう期待されていたのですが、、、

実際に仕上がった靴は、日本人の足に合わせて作られた (作られ過ぎた) コッペパンのような幅広寸胴な物で、求めていた格好良い靴とは程遠かったそうです。

履き心地が良い靴が格好良い靴になる訳では無いという話です。大切な事は身体に合わせながら、格好良い洋服・靴になるよう作り上げていく事だと考えています。

 
 

パターンオーダーの場合だと

パターンオーダーでいうと“補正範囲”という限界値があります。見本服からのウエスト調整は3cmまでとか、肩幅調整は1cmまでとか (それぞれの数値は店舗によって異なります) 。

週末のお客様も別の店舗様でオーダースーツを見られていたそうですが、ウエストの限界値の問題により当店をご紹介されたとの事で、オーダーを頂戴いたしました。

 

また、数値の問題だけでなくマッチョ体型の方は身体のクセも大きく出やすいです。

例えば反身体。

反身体とは、身体が後ろに大きく反っている状態 (猫背の逆) の事です。反身体なのに身頃の前後差を付けずにスーツを作ると、ベントが不自然に開いた状態になったり、腰部分に不自然な横シワが入ります。

ベントの開きは、ヒップが大きい場合等にも起こりますが、経験上マッチョ体型の方はバストよりヒップの方が小さい事が多く、開きの原因は反身体によるものが多いです。

ベントの開いたスーツは自分からは見えないので、他者からは見えているのに自分だけ気付いていない事が往々にあります。

ちなみに、この修正をやり過ぎると、襟が抜けてしまうのでバランスをみて調整していきます。

 
 

スーツの型紙の話

オーダースーツは数値だけでなく、身体のクセを読み取りお作りしていきます。加えてそれが格好良いスーツかどうかも見極める必要があります。

兵庫県姫路市エリアで拘った洋服をお探しの方は是非一度お問い合わせください。

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