スーツの小ネタ - 【SDGs】姫路のスーツ屋の取組み。プラスチックハンガーを使用しない件。

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【SDGs】姫路のスーツ屋の取組み。プラスチックハンガーを使用しない件。

【SDGs】姫路のスーツ屋の取組み。プラスチックハンガーを使用しない件。
スーツの小ネタ

SDGs (エスディージーズ) って聞いたことがありますか?

最近、テレビや雑誌 (20代向け女性ファッション誌でも!) 取り上げられているので、聞いたことがあるという方も多いのではと思います。

SDGsとは、サスティナブル・デベロップメント・ゴールズの略で、持続可能な開発目標という日本語訳。簡単にいうと『より良い世界を持続させていくために定めた17個の大目標と、それを区分けした169個の小目標を2030年までに達成しよう』という全世界単位での取組みです。非常に大きな話ですが、これに向けて一人ひとり取組むことが大切です。

 
 

プラスチックハンガーの不使用・再利用

EGRETは、現在も取組めている事、これから取組む事を精査しながら店舗づくりをしています。その内の一つとして、今回プラスチックハンガーを使用していません。

これまでお客様への商品のお渡しはプラスチックハンガーを付けておりましたが、現在は木製ハンガー又は発泡樹脂ハンガーに変更しています。ファッションだからこそ見た目も美しく、スーツと共に長くご愛用いただける素材です。

また、工場から輸送される際は、プラスチック製のハンガーで送られてきますが、無駄にする事なく再利用してもらうため随時返送しています。

 
 

プラスチックは便利です

プラスチックは非常に便利な素材です。丈夫で空気や熱も通しにくく、様々な形に簡単に加工することができ、安価で作れるので様々な物に活用されています。

しかし、その手軽さもあり、大量に消費され現在は海洋へのプラスチックごみ問題が深刻化しています。

海に存在しているプラスチックごみの量は1億5,000万トンと言われ、毎年少なくとも800万トンのプラスチックごみが増え続けています (800万トンは、ジャンボジェット5万機相当、またはスカイツリー222基相当 !!) 。

とてつもない数が増え続けており、2050年には魚の量よりもプラスチックごみの方が多くなるなんて試算も。

プラスチックは波などの影響を受け、分解されずに5mm以下のマイクロプラスチックになっていき、それを食べてしまう魚、その魚を食べる私達の身体の中に蓄積されると言われ、自分事として捉える事が大切なのではと思います。

 

参照:https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3776.html

 
 

姫路のスーツ屋のSDGs

木製ハンガーは同じ兵庫県にある中田工芸さんのもの。中田工芸さんもSDGsを意識して取り組まれていて、“環境に配慮した責任あるハンガーづくり”をされています。材料には「森林資源の循環活用」の仕組みが確立されているブナ材を使い、サスティナブルな資源を無駄なく有効活用することで環境負荷を抑えたものづくりをされています。

参照:https://www.nakatahanger.com/sdgs/

 

また、発泡樹脂のハンガーはマイネッティの物で、発泡樹脂もリサイクルしやすく燃やしてもダイオキシンの出ない環境配慮の素材です。

EGRETは小さな店舗なのでできる事は大きくないかもしれませんが、これからも少しずつ取組んでいければと思います。

SDGsの目標:12 『つくる責任とつかう責任』
SDGsの目標:14 『海の豊かさを守ろう』

 
 

環境に配慮した生地もございますので、是非こちらのブログもご覧ください。

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