TIE YOUR TIE (タイ ユア タイ) のセッテピエゲだから出来るネクタイの結び目
こんばんは!本日はブログ更新のタイミングが遅れ、自宅からポチポチしております。
1月末締め切りだったTIE YOUR TIE (タイユアタイ)のオーダーも無事完了。今回オーダーしたのは2021-22秋冬コレクションのもので、2021春夏のネクタイも入荷してない段階のオーダー。。。前の資料を引っ張り出して、小さなスワッチ (素材) 画像を見ながらあーでもない、こーでもないと考えながら決めました。
ユニークなタイユアタイらしさのある色柄のセレクトにしているので、楽しみにしていただければと思います。中々良いラインナップだと自画自賛しております(笑)
本日はそんなタイユアタイの一番の魅力であるセッテピエゲを語ります。
タイユアタイのセッテピエゲ
セッテピエゲはイタリア語で7つ折りという意味です。
通常のネクタイ (3フォールドという) は表地と裏地を使い、その中に芯材を入れて形作ります。表地と裏地は中表で縫い合わせて袋状にし、最終ひっくり返し成形するので縫い代 (端部分) の処理が比較的楽になります。
対してセッテピエゲは、裏地と芯材を排して表地のみを使用します。表地を段々に7つ折りにして形作るので、端部分は三巻きという処理が必要となりかなりの手間がかかります。服飾専門学校時代のこの手縫いの工程を思い出します(笑)
タイユアタイはそれを全て手縫いで、成形もアイロンを一切使用せずに昔ながらの重しを使うという手法を取っています。これにより手仕事ならではの、ふくらみが生まれネクタイにした際の立体感に繋がります。
小剣ずらしが様になるネクタイ
ふくらみ、立体感をはらんだタイユアタイのセッテピエゲは、しっかりと結び込んでディンプルを綺麗に作ることができます。芯材のないネクタイは結び目を細くすることができるので、写真のように小剣を横にズラすとまるでスカーフを巻いているような立体的なVゾーンを作ることができます。
これを小剣ずらしといって、イタリアの洒落物がしていたことから、こなれた雰囲気を出すために用いる結び方です。小剣ずらしは、固いビジネスの方には不向きな結び方ですが、ジャケパンOKのご職業であれば問題ありません。
当店取り扱いのステファノリッチの場合、シルクに厚みがあり重厚な雰囲気のネクタイなので小剣ずらしをすることはありませんが、軽さのあるタイユアタイのネクタイとの相性がとても良いので、是非お試しいただけますと幸いです。
タイユアタイのネクタイはWEB通販も行っておりますので、併せてチェックしてみてください。
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