スーツの小ネタ - 秋冬スーツの定番生地といえばフランネル

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秋冬スーツの定番生地といえばフランネル

秋冬スーツの定番生地といえばフランネル
スーツの小ネタ

11月後半に差し掛かっており、今からの時期は当店にとって目が回るほどの忙しさ。

疲れが見えていると友人からレッドブルの差し入れをもらいました。

一時期同じくエナジードリンクのモンスターにハマっていた時期がありまして、飲みすぎて気分が悪くなっていました。。。

 

過ぎたるは猶及ばざるが如し

何事もやりすぎはいけませんね。

短時間に飲みすぎるとカフェイン中毒死するというニュースを見てからビビッてしまい、エナジードリンクは1日2本までと決めている鳥形です(笑)

本日のブログは決してやりすぎない、しかしお洒落な秋冬生地をご紹介します。

 
 

お洒落な生地といえばフランネル

スーツの基本となる素材はウール100%です。

ウールと聞くと”暑そう”とか”冬のイメージ”を持たれる方もいらっしゃいますが、実は夏は涼しく冬は暖かいという素晴らしい天然繊維がウールです。

シルエットがきれいに出るのもウールの魅力なので、スーツに欠かせない素材ともいえます。

また使用する原毛、織り方次第様々な表情を見せてくれるので、夏のスーツも冬のスーツもウールが最適解です。

 

秋冬の代表的なウール素材といえば本日の主役フランネル。

フランネルはウールのなかでも紡毛糸という太くて短い毛繊維を織りあげ、仕上げの段階で縮絨(生地を縮めさせる工程)と起毛をさせて生まれた素材です。

フェルトの一種で、同じく紡毛糸を使用したツイード素材に比べて、縮絨によって肌触りが格段に良くなります。

 

フランネルの魅力は保温性という機能的側面だけでなく、豊かな生地の表情にあります。

一般的なスーツの生地がパキッとした質感であるのに対して、起毛した生地にふくらみが生まれたフランネルは絶妙な色彩のグラデーションを生み出していて魅力的。

秋冬にしか着ることができない分、季節感が生まれ非常にお洒落です。

無地のフランネルも素敵なのですが、柄が組み合わさることで視覚的にも素材感の良さが引き立つのでお勧めです。

 

FOX BROTHERS

フランネルといえばFOX、FOXといえばフランネル。

と称されるように、フランネルで外すことができないFOX BROTHERS(フォックスブラザーズ)。

フォックスブラザーズは英国を代表するミル(自社工場を保有しているブランド)でクラシカルさと革新性を併せもち、高いクオリティの生地しか生産しない、私の大好きなブランドです。

ブランドのトップであるCEOダグラスコルドーさんは、経営が悪化していたフォックスブラザーズを再建した手腕もさることながら、スーツの着こなしも注目の的でレイクやメンズプレシャスなどの読み物系のファッション雑誌(あまり広告感がないので好みです)でもたびたび登場します。

そんなフォックスブラザーズのフランネルを実感しやすいコレクションが、

ウーステッドフランネル

 

触っていただくと驚くほど肌触りがよく、英国のフランネルとしては軽量の目付290g。

作ってくださったお客様も着心地の良さに感動されていました。

たくさんある中の一部ではありますが、柄を中心にウーステッドフランネルコレクションをご覧ください。

 

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DARROW DALE

同じ英国でもフランネル入門編としてお勧めしたいのがDARROW DALE(ダローデイル)。

日本の商社の舵取りにより、日本のマーケットに馴染むコレクションが並びます。

日本企画だからと侮ることなかれ、英国で織り上げられた生地は高い品質を保証。

仕立てた時のハリ、コシは素晴らしいです。

 

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TALLIA DI DELFINO

本記事唯一のイタリア勢、TALLIA DI DELFINO(タリア ディ デルフィノ)

スーパー120's以上の原毛以外使用しないというポリシーを持っており、日本での知名度は高くありませんが本国イタリアではゼニアと並び称されるブランドです。

このスーパー表記は原毛の細さを表しており、数字が高くなるほど柔らかく光沢がでやすくなります。一般にスーパー110's以上で高級とさるのでデルフィノの高い意識を感じ取ることができます。

 

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いかがでしたでしょうか。

秋冬生地の代表格フランネルの柄を中心にご紹介しました。

生地を見ては仕上がりを想像してニヤニヤする私としては、選別している時間も楽しいです。

秋冬しか着れないからこそ、価値のあるお洒落なフランネル素材をチェックしていただけると幸いです。

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