スーツの小ネタ - オーダースーツの仮縫いについて

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オーダースーツの仮縫いについて

オーダースーツの仮縫いについて
スーツの小ネタ

こんばんは、今週もイーグレットフライデーの時間がやってまいりました。

今日は朝から来客と、打ち合わせが続き夜の21時前よりポチポチしております。

ポチポチでいうと先日持ち運び用PCの充電ケーブルが壊れまして、Amazonですぐに替えのものを注文しました。純正のものが5,000円くらい、非純正のものが1,500円。

非純正のものでいいやと購入したのですがそれが失敗。

昨日届いて今日壊れてしまい、速攻で純正のものを買いなおしました。。。レビューが3.4くらいという少し危険な香りを見逃しておりました(笑)


仮縫いとは

閑話休題、、、本日のブログへ。

今日は、仮縫いについて。

仮縫いというのは、字のごとく仮に縫うことで、オーダースーツを仕上げる前に一度形を作った物のことを指します(仕上げることは本縫いと呼びます)。

仮縫いは、本縫いで使う生地を使うことが多いですが、コスト面や生地の性質(シルク等のデリケート素材だと仮縫いの針孔が目立つ)により本縫いとは別の生地で仮縫いを行うこともあります。

仮縫いのメリットは、仕上げる前にサイズ感やイメージの確認ができ微調整をかけられること。対してデメリットは費用と時間が別途かかること。

いやいや、ちょっと待てと。

オーダースーツなのだから、仮縫いなんかせずとも一発で100%のシルエットが作れないの?

と思われそうですが、、、最初から100%、完璧な仕上がりというのは難易度がかなり高いです。優秀なテーラーであればあるほど同じことを言います。逆に一発で100%の仕上がりを作れるという人はめちゃくちゃ優れたテーラーなのか、求めている100%のレベルが低いかのどちらかです(偉そうにすみません!)。

バストが90cmという方がいらっしゃったとして、胸側のほうが大きい人、背中側の方が大きい人など同じ数値でも一人として同じ体型の方はいません。

肩甲骨の高さは?ふくらはぎの位置は?ヒップの出具合はどうなのか?などなど数値に表れない部分を捉えないといけませんし、細目や太目などの形容詞に対するお客様との認識とのギャップが埋められているかどうかも大切です。

100%のものって相当難しいんです。


オーダースーツは進化していく

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オーダースーツに慣れられている方ならご存じのことで、最初90%の出来のスーツが2着目、3着目といくに従い完璧になっていく。だから基本的にオーダースーツは別々の店舗で1着ずつ何着も作るよりも、同じ店で何着か続けて作られた方が気に入った物が手に入ります。

それを1着目から完璧に近いものにしていこう!というのが仮縫いの役割です。

当店では追加オプション25,000円で仮縫いを付けて頂けます。

ご興味がある方は是非ご相談ください。


追伸・・・

文中で90%という表現をしていますが、当店では仮縫い無しでもご満足頂けるものをご提供しておりますのでご安心ください(笑)

仮縫いをはさんでいただくことで、より精度の高いものが仕上がるというご案内のブログでした。

また、来週!

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