パンツのプリーツってどうなの?ワンタック、ツータックの話
ビッグシルエット全盛のカジュアルトレンドにより、ピタピタなタイトシルエットから、ゆとりを持たせたスーツに変化してきています。
かといって、すべてにゆとりを持たせたすぎるとクラシックの範疇ではなく、ビジネスにおいて信用を失ってしまいます。スーツでゆとりを持たせて良いのはジャケットの中胴(第一ボタン位置)とパンツのウエスト以外の部分だけです。
まず取り入れていただきやすいのが、パンツの腰回りにプリーツをいれることです。タックとも呼ばれ、生地を折りたたみゆとりをつける方法です。一つタックをいれることをワンタック、二つタックをいれるとツータック、タックが入ってないものはノータックと呼びます。
5年ほど前まではノータック一択で、他の選択肢はありませんでしたが時代の変化でタックをいれたパンツが増えてきています。このタックのメリットは腰回りにゆとりが生まれることで動きやすさが増し、リラックス感が生まれることです。さらにタックの先 (ツータックの場合は内側のタック) にセンタープレスが入ることから、流れるような線にみえエレガントです。
また、過去10年以上前に登場していたタックパンツに比べて、タックにより折り返している分量がすくないのでスッキリとしたシルエットが構成できます。
最近では腰回りのゆとりを裾にかけて絞らずにすべてワイドなパンツも出てきていますが、難易度が高くなりバランスの取り方が難しくなります。なのでまずは腰回りにゆとりが付いた分、裾にかけては細くして綺麗なテーパードをいれるとタック入りパンツも綺麗に履きこなしていただけます。
裾にかけてどのあたりから細くするのかも重要です。 写真のシルエットが好例で太もも、膝上辺りまでゆとりを持たせるとカジュアル目なリラックス感を出せたり、見せたいイメージにより異なるので是非一度ご相談してみてください。
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