ネクタイ選びは大切。ネクタイだけ目立たないように…
スーツスタイルにおいて、ネクタイは特殊な位置づけにあります。スーツやシャツ、靴ってビジネスにおいてはベーシックな色が多いと思いませんか?ネイビーやグレー等々。その中で、スーツ屋さんにいくとネクタイは無地よりも柄物が多くあり、ピンクやイエローなど色鮮やかなものも並んでいて、ベーシックな色がほとんどの他のアイテムと異色な存在です。
これには理由があり、元々ネクタイはスカーフ(クラヴァットと呼ばれていた)が起源です。クロアチア兵がつけていた色鮮やかなスカーフを見たフランスの王様が、あれ(スカーフ)はなんだ?と家臣に聞くとスカーフの事と気づかずにクラヴァット(クロアチア兵)です、と答えたことからクラヴァットという言葉ができ、それが現在のネクタイになりました。
スーツの中で唯一装飾的なネクタイ。色や柄もスーツの比ではないので、あれだけの多くのバリエーションがスーツ屋に並び、コーディネイトの難しいものも多く存在します。選ぶ選択肢が多いからこそ、どれを選ぶか迷ってしまう人も多いと思います。
本日は失敗しないネクタイの選び方をご紹介します。ポイントは3つです。
・スーツから色を拾う
・柄は2つまで
・柄の大きさを変える
スーツから色を拾う
スーツに自信がない人ほどネクタイの色を気分で選びがちです。スーツの意味、”一つ揃い”という言葉を考えると調和させることがとても大切なことがわかります。そのために色を拾う(色を揃える)ということが基本です。スーツがネイビーならネクタイもネイビーに、スーツがグレーならネクタイもグレーに、というように色を揃えると調和しやすいです。
まず最初の一本はスーツと同じ色を選ぶと失敗する確率がぐんと減ります。
柄は2つまで
スーツを構成する要素は、スーツ、シャツ、ネクタイです。最も簡単なのは全てを無地で合わせること。間違いがありませんが、落ち着きすぎてみえる場合があります。そこで有効なのが柄を取り入れることですが、コーディネイトの基本は無地なことを忘れてはいけません。
織柄(同じ色で模様が入っている生地)も含めて、スーツ、シャツ、ネクタイで柄は2つまでです。それ以上だとごちゃごちゃした印象になり、コーディネイトが一気に難しくなります。
柄の大きさを変える
柄は2つまでとしましたが、同じ大きさの柄は基本的に相性がよくありません。スーツにストライプが入っているのなら、シャツに同じストライプが入ると危険です。ポイントは柄の大きさを変えて、メリハリをつけることです。
違う柄であっても同様で、ストライプと水玉の組み合わせでも柄の大きさが近いとバランスが取りにくいので、無地を活用したほうが失敗は少なくなります。
いかがでしょうか。失敗しないネクタイの選び方を3つご紹介しました。ネイビーとグレーの無地ネクタイは是非持っておきたい2本です。私も何かしっくりこないときのネクタイはスーツの色に合わせた無地のネクタイを選びます。ぜひネクタイ選びのご参考にしてみて下さい。
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