【JFKのスーツ戦略】アメリカ大統領が赤ネクタイを好む理由
現在のアメリカ大統領である、トランプ大統領とGoogle画像検索をかけるとほとんどの写真が赤いネクタイを締めています。オバマ前大統領はトランプ大統領ほどではないですが、ここぞという演説の時には必ず赤ネクタイ。
これには理由があり、赤が持つ強いイメージや、アメリカ国旗に赤がはいっていること(なので赤ネクタイにはネイビーのスーツ)が挙げられます。しかし実はもう一つ過去の大統領の成功によるものという事はあまり知られていません。
JFKのスーツ戦略
1960年のアメリカ大統領選。ジョン F ケネディ氏とリチャード・ニクソン氏が大統領の椅子をかけ争っていました。序盤こそニクソン氏が優位に運んでいましたが、テレビ討論会で一変しました。
ケネディ氏はテレビ用のメイクアップをおこない、選んだスーツはネイビー、ネクタイは赤。これにより当時の白黒テレビでは若々しく力強い印象にうつりました。対してニクソン氏は茶色のスーツと薄い色のネクタイを選んだことにより、テレビではぼんやりと映ってしまい、疲れていて年老いた印象になってしまいました。
わずか4つしか年が違わない両者がまるで40歳以上違って見えるといわれていたほどで、両者の違いが際立っていました。この討論会の効果もあり、ケネディ氏は勝利。無事大統領の職につくことができました。
ここから得られる教訓は、相手から(この場合アメリカ国民)どう見えるかがビジネススーツには求められるということです。普段のスーツの買い物でも何を着たいか?よりもどう見られたいか?が大切になってきます。是非ご参考にしてみてください。
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