【お客様の写真】ドライな質感と落ち着いた彩度のブラウンカラーオーダースーツ
ビジネスの基本色であるネイビーやグレー、スポーティな印象となるブラウンやカーキといった、オーダースーツを作るうえでどういった色味にするかで印象は大きく変わります。また、同じブラウンカラーであっても明るさや鮮やかさ、光沢の有無によっても仕上がりが大きく変わるのは面白いところです。
初めてオーダーをされる方に光沢の有無をお聞きすると大概の場合、光沢のあるものを選ばれます。生地で見ると高級感があり、舞台映えするのは確かですが、反面派手な印象になる場合もあります。特にネイビーやグレー以外で光沢のある生地を選ぶ場合は一層派手になりやすいため注意が必要です。
どういったシーンで着用されるかをヒアリングしたうえで、1万種類以上の様々な生地をご覧いただき、オーダーできるのは当店の強みの一つです。
ドライな質感と落ち着いた彩度のブラウンカラーオーダースーツ
本日ご紹介するお客様もブラウンのスーツをご希望され、派手になりにくい強撚糸でドライな質感の生地をお選びいただきました。単色の糸でなく、“杢”感の出る色の違う糸を使っているのも落ち着きを持たせたい場合に有効です。
写真では鮮やかめに写ってしまいましたが、実際はグレーに近い色味でお客様にも大変気に入っていただけました。
EGRETでは基本的にクラシックなフィッティングを心がけており、お客様のお好みやご年齢、お立場により若干タイトめにしたり、ゆとりをたっぷりと持たせたりしていきます。どちらにせよスタイル良く見えるようにお作りするのが大切です。
スーツのフィッティングでジャケットのボタンを開けても大きく裾が開かないようにするのはセオリーです。あえて開かせるというナポリ的な考えもありますが、お腹が出て見え、だらしなく見えてしまう場合があり、あまりお勧めはしていません。
ボタンを開けた状態でも開かずに、身頃と腕の間に空間がありくびれを見せるのが良いスーツのジャケットだとEGRETでは考えています。カーディガン感覚のカジュアルなジャケットであればよろしいのかもしれません。
着て着やすく、見て美しい、そんなスーツをこれからもお作りしてまいります。兵庫県姫路市で拘りの洋服をお考えの際には是非一度お問い合わせいただけますと幸いです。
お客様の写真の関連記事
- お客様の写真
【カシミヤクラス】DRAGO (ドラゴ) のSuper180's SKYFALLを使ったジャケパンスタイルのご紹介
強風の影響もあり、気温以上に寒く感じる今週末。昨日も秋冬の装いのご相談や、成人式や結婚式のスーツなど、たくさんのオーダーのご依頼ありがとうございました。合わせて仕上がりました洋服のお渡しが続いています (予約の都合でご来店できなかったお客様申し訳ありません) 。フランネルやカシミ...
- お客様の写真
【姫路市K様のご依頼】レディースのオーダースーツ3バリエーション
姫路のオーダースーツ店EGRETでは、女性に向けたオーダーアイテムの展開もしています。 紳士服に比べると女性の洋服の仕立ては多くの場合、難易度はが高くなります。平面的な男性の身体に合わせる以上にフィッティングは複雑になり、メンズスーツのように明確なルールが少なく、自由度が高いこと...
- お客様の写真
『葛利毛織 (くずりけおり) 』ションヘル織機による国産ウールを使ったオーダースーツ
国内有数の生地産地である尾州において、今なお昔ながらの低速織機 (ションヘル) を使用している葛利毛織。現在主流となっている高速織機に対して、低速で生地を織り上げることにより、空気をはらんだふくらみのある生地が作れ、その違いは10年着用することで経年変化を感じていただけるようにな...
- お客様の写真
【A様のご依頼】LORO PIANA “AUSTRALIS (オーストラリス)” ~Super150's のブラウンスーツ~
姫路のオーダースーツ店EGRETでは、常時10,000種類以上の生地を取扱いしています。これはいつご来店いただいても、全ての季節、シーンに合わせた洋服をご提案したいと考えているからです。仮に無地のネイビーというよくある生地であったとしても、繊維や糸の太さ、生地の厚み、色の出方など...
- お客様の写真
【美しき手仕事】手で縫うことでより丸くなるオーダースーツについて ~DORMEUIL & DRAPERS~
姫路のオーダースーツ店EGRETでは、カスタム、クラシコ、フルハンドと3つの工房でお仕立てをしており、フルハンドにアップグレードするたびにミシン中心から手縫いの工程が増えていきます。また、クラシコの工房でもプレステージオプションとして手縫い箇所を増やしていくこともでき、手縫いにす...
- お客様の写真
【T様のご依頼】フォーマル度の高い、黒のプレートゥオーダーシューズ
スーツは色やデザインによってフォーマル度の違いがでるように、靴もデザインによってフォーマル度が変わってきます。フォーマル度の高いスーツにローファーのようなスポーティな靴は相性が良くないため、それぞれのフォーマル度を考え、調和のとれたものをコーディネイトしていきたいところです。 姫...