お客様の写真 - 70年代 ロンドンで一世を風靡したリネン服地SEA SHELL (シーシェル) のオーダージャケット

2024.04.1870年代 ロンドンで一世を風靡したリネン服地SEA SHELL (シーシェル) のオーダージャケット

本ブログをご覧頂いている洋服好きの方でしたら、春夏に着用したくなる素材リネン。他の素材で表現できないざらっとした粗野な質感はリネンの魅力の一つです。本日ご紹介する姫路市のT様のオーダージャケットもリネンをベースとした春夏らしいものとなり、御納品の際にそのままご着用されて帰られるほど大変気に入っていただけました。

HARRISONSのSEA SHELL (シーシェル)

テレリンというポリエステルの一種とリネンがブレンドされたのが英国名門服地マーチャントHARRISONSのSEA SHELLというシリーズ。質感はリネンそのままにシワがとれやすい機能性が付与されています。

ハリがありますので、着用していくと主に可動部分である肘あたりに特に大きめのシワが入ります。これもリネンの特徴であり、自然なシワが入るのが格好良いのです。クラシックな家具なども傷が入っていき、それが味になっていくのと同じ考え方です。リネンの洋服は綺麗すぎる状態でなく、シワが入り“やれていく”状態が格好良いです。ジーンズなども同様ですね。

この綺麗な状態が完成でなく、これから着用されていき風合いが増していきます。

ボタンには清涼感のある貝を使用しています。貝釦は輝きも美しく春夏の洋服と相性の良い副資材です。

いかがでしたでしょうか。春夏らしいリネンブレンドのオーダージャケットをご紹介いたしました。今年はHARRISONSのSEA SHELL以外にも、アイリッシュリネンの代名詞SPENCE BRYSONでも多くご依頼を賜っております。

SOLBIATIやMaison Hellardといったイタリアの柔らかなリネンの取扱い等、充実した取扱いをしておりますので、リネンで拘ったオーダーをご検討の際には一度お問い合わせいただけますと幸いです。