お客様の写真 - こだわりのオーダーシューズが仕上がってまいりました『 コードバン・シャークスキン etc... 』

2022.05.16こだわりのオーダーシューズが仕上がってまいりました『 コードバン・シャークスキン etc... 』

お客様のオーダーシューズが仕上がってまいりました。

手前味噌ながら、履き心地の良さと、靴のシルエットの美しさから好評いただいております。普段は黒のカーフ素材にレザーソール、デザインはストレートチップやプレーントゥという 『THE 王道』 のものが多かったのですが、今回は一味違うこだわりのデザインが印象的です。

・コードバン (バーガンディ) 外羽根Vチップ GLOXY CUT SOLE
・コードバン (コニャック) 外羽根キャップトゥ
・シャークスキン×スウェード GLOXY CUT SOLE
・アノネイ グレーパティーヌ 内羽根ダイヤモンドキャップトゥ

コードバン (バーガンディ) 外羽根Vチップ GLOXY CUT SOLE

コードバンは農耕馬の臀部の一部から取れ、その美しい艶感としなやかさから、革のダイヤモンドとも呼ばれる希少な部位です。年々、農耕馬自体の数も減りサイズが小さくなっていることや、需要の高まりにより、本来希少な革の価値がさらに高まってきております。

当店が扱うコードバンは、姫路に拠点を構える新喜皮革さんのもの。高級靴ブランド、オールデンやハインリッヒ ディンケラッカーが使用している事で有名なアメリカのホーウィン社と並び称される2大コードバンメーカーです。

ホーウィン社のコードバンが顔料仕上げに対して、新喜皮革のコードバンは染料仕上げ。それぞれに長所短所がありますが、染料仕上げの魅力は革本来の質感を楽しめることにあります。

通常、高級素材であるコードバンにはレザーソールをお選びいただく方が多いですが、軽やかにお使いになられたいご要望でビブラム社のGLOXY CUT SOLE (グロクシーカットソール) をお付けしています。

コードバン (コニャック) 外羽根キャップトゥ

同じ新喜皮革のコードバンも色味が変わると雰囲気が変わります。黄みがかかったコニャックはよりスポーティなイメージの靴になります。

シャークスキン×スウェード GLOXY CUT SOLE

トゥや甲部分に使用しているのはシャークスキン。サメ革です。

シャークスキンはサメのイメージそのまま大変強靭で、ちょっとやそこらの衝撃では傷がつきませんし、水にも強い革です。ローファーなど面積の小さいものには全面に使用し、紐靴、ブーツ等面積の大きなものには部分使いがお勧めです。

今回コンビに合わせた革は、イタリア・シャラーダ社のOtter Proof (オッタープルーフ) 。

ソールはGLOXY CUT SOLEのホワイトカラーを付けています。

アノネイ グレーパティーヌ 内羽根ダイヤモンドキャップトゥ

一見、黒に見えるこちらはブラックからグレーのグラデーションを掛けたパティーヌ (手塗り) 仕上げで品のある美しい靴となりました。

いかがでしたでしょうか。こうしてお客様の靴を見ると色んなデザインアイディアが浮かんできます。兵庫県姫路市で自分の足に合わせた、格好の良い靴をお探しの方は是非一度お問い合わせいただけますと幸いです。

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