お客様の写真 - 【オンリーワン】お客様のオーダーネクタイの仕上がりご紹介

2021.04.15【オンリーワン】お客様のオーダーネクタイの仕上がりご紹介

姫路のオーダースーツ店EGRETの鳥形です。

本日はお客様にオーダーをいただいたネクタイを、お選びいただくフローやポイントとともにご紹介していきます。

オーダーネクタイの魅力

既製品のイメージが強いためか、ネクタイのオーダーというと驚かれる方も多いです。

ネクタイのオーダー手順は下記の通り。

1. 生地選び
2. ベースデザイン
3. 自分サイズの決定
4. ディティール
5. 完成

まずは生地選びです。

時期により数は変わりますが、約200種類の生地サンプルをご覧いただきます。迷われる方が多いので数種類のご提案をさせていただくことが多いです。現在お持ちのスーツやシャツに合わせて、どういうシーンでの着用、どう見られたいのか？それをもとにいくつかご提案いたします。

生地が決まると、ベースデザインと長さ、幅を決めていきます。

ベースデザインは裏地付きの3フォールド、裏地無しで7つ折りしていくセッテピエゲ等お選びいただけます。特にお好みが無ければ3フォールドで問題ありませんが、締め心地の柔らかさをお求めるのであればセッテピエゲもお勧めです。

サイズに関して、長さは身長や結び方、生地の厚みにより調整させていただきます。国産の既製品であれば142cm～144cm、海外物であれば146cm～150cmのものが多いです。

ネクタイの結んだ際の長さは大剣 (太い方) がベルトにかかる程度が基本で、身長が高い方がその長さに合わせようとすると、短いネクタイは結び目部分が小さくバランスが悪くなることも多いです。生地厚のネクタイも同様に。

幅はスーツやシャツの襟に合わせるのが基本です。

とはいえ、体格が大きな方は太い方が似合いやすいので、数字にとらわれすぎる必要もありませんが。

最後に、裏地とカンヌキの色を決めて完成です。

ネクタイに入っている色を拾うのが一番簡単ですが、補色関係にある色 (青と茶等) を選んでもうまくいくので色合わせ力を発揮していただくところです。

カンヌキは、表地の端を止める太糸の事です。特にルールは無く、デザイン的な意匠だとお考えいただいて問題ないです。

アクセントカラーを選んでいただいたり、同系色にまとめたり、ご自身の好きな色を選んだり、自由にお選びいただけます。

以上となりますが、いかがでしたでしょうか？既製品のネクタイよりもお選びいただく個所が多いので難易度が上がる分、楽しみもでてくるのがオーダーネクタイです。

是非ご参考にしていただけましたら幸いです。