お客様の写真 - Vitale Barberis Canonico (カノニコ) の評判の良い3Pオーダースーツ

2021.02.11Vitale Barberis Canonico (カノニコ) の評判の良い3Pオーダースーツ

さてさて、昨日のブログが書きかけの途中段階にログアウトしてしまい、内容が消えてしまうという事故が起こりました。ブログが消えてしまった時の喪失感はつらいものがあります(笑)

今日は一時保存を忘れず、張り切って本日もブログ更新していきます！

本日の内容はお客様のオーダースーツをご紹介してまいります。

Vitale Barberis Canonico (ヴィターレ・バルベリス・カノニコ)の生地

カノニコの呼称で日本人に親しまれているイタリア生地、Vitale Barberis Canonico (ヴィターレ・バルベリス・カノニコ)。海外ではVBCと呼ばれることが主流です (VBCファブリックアカデミー受講した際に教えてもらいました) 。

創業1663年と本場ヨーロッパにおいてもかなり長い歴史を持つブランドで、糸の紡績から仕上げまでは一貫しておこなうミルです (外注するのはマーチャント) 。イタリアNo.1の生産量を誇っており、歴史に裏打ちされた高いクオリティの生地をシーズンごとに発表しています。

イタリア生地というと、柔らかいソフトなイメージが強いかと思いますが、カノニコは英国寄りの強撚糸を用いたり、4PLYというしっかりとした糸で織り上げたラインナップにも力を入れており、幅広いニーズに対応している稀有なブランドといえます。

Vitale Barberis Canonico (ヴィターレ・バルベリス・カノニコ)のオーダースーツ

今回お作りいただいたのは、Super110's、目付260gのヘリンボーンストライプの生地。イタリア生地らしい光沢もありながら原毛もそこまで細くないので、コシもあり日々使っていただきやすい仕上がりの生地です。

ちなみにヘリンボーンストライプとは、ヘリン (魚のニシン) ボーン (骨) に形状が似ていることから名前のルーツとなりました。日本名では杉綾で、これも杉の葉の形状に似ているからですね。

無地に比べると、薄っすらと柄が浮かび上がるためフォーマル度が抑えられ、スポーティさが増します。派手過ぎないネイビーのスーツが欲しいけどカッチリしすぎない物を求められている方には歴史のあるヘリンボーンストライプはぴったりです。

体格の良いお客様で、オーダーでないと難しい体型でしたが、フィット感良く収まりとても喜んでいただくことができました。この度は姫路のオーダースーツ店EGRETにご依頼くださりありがとうございました。