お客様の写真 - HARRIS TWEED(ハリスツイード)のオーダーベスト

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HARRIS TWEED(ハリスツイード)のオーダーベスト

HARRIS TWEED(ハリスツイード)のオーダーベスト
お客様の写真

こんにちは!

突然ではありますが、“冬の生地”と聞くと何を思い浮かべますか?

フランネルやメルトン、カシミア、コーデュロイ、仮に名前など出なくても起毛していてボリュームのあるイメージがあるのではないでしょうか。こういった生地はベーシックなサラッとしたものよりも表情があり、洋服が好きな方から好まれる傾向があります。私も寒いのは嫌いですが冬の洋服大好きです(笑)

季節感という言葉があるように、日本には美しい四季がありそれに合わせて洋服(生地)を変えて楽しめるのもファッションの魅力だと思っています。

 

本日ご紹介するお客様のオーダー品も、起毛感やボリュームのあるHARRIS TWEED(ハリスツイード)のツイード生地を使用した表情のある仕上がりになっています。

ハリスツイードを知らない方のために、簡単にご紹介をすると、、、誕生は1846年と歴史のあるスコットランド発祥のツイード生地のブランドです。スコットランドのツイード生地が全てハリスツイードとという訳ではなく、ハリスツイード協会によって定められた厳しい基準をクリアしたもののみハリスツイードと認められます。

同じくツイード生地のイメージが強いCHANEL(シャネル)とは方向性が違い、ガチッとしたハリのある風合いが特徴的です。

 
 

HARRIS TWEED(ハリスツイード)のオーダーベスト

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いかがでしょうか?

このザックリとした質感。これぞハリスツイードという素材のふくらみを感じていただけると思います。カントリー好きな方にはたまらない質感ですね。

今回のお客様もハリスツイードのファンで、現在お持ちのハリスツイードのスーツに合うベストでカジュアルに使えるものが欲しいというご依頼でした。

一番のポイントとしては、衿付きであること。現在のベストは衿が付いていないものがほとんどですが、ベストはウエストコートとも呼ばれ上着と同じ扱いを受けるので元々衿付きがスタンダードでした。それが現在のカジュアル化の影響を受け衿が取れたという流れがあります。

その中で衿を付けることのメリットとしては、胸板が厚くみせて重厚なイメージを持たせることができます。

 

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ざっくりとした風合いを活かせる温かみのあるナットボタン(木の実)を取り寄せして、付けさせていただきました。

薄っすらと年輪のようなものが見えますでしょうか?今回のような薄いナットボタンは日焼けをしていく事で少しずつ濃くなっていく経年変化も楽しんでいただけます。水牛ボタンとはまた違った趣です。

 

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通常裏地を使用することが多い背中部分までハリスツイードを使用しています。裏地の目的である滑りの良さは損なわれますが、ジャケットを脱がれた際にも背中にもハリスツイードの雰囲気の良さを感じていただけます。

こういったお好みを反映できるのも、オーダーならではですね。

 

オーダースーツEGRETではお客様の想いを形にするため、しっかりとヒアリングをした上でオーダーをお受けしておりますので、スーツの着こなしが分からないという方もお任せください。

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