新入荷情報 - 【2025-26AW】REDA (レダ) イタリア製らしい滑らかな “ストレッチスーツ生地” をご紹介します。

2025.08.23【2025-26AW】REDA (レダ) イタリア製らしい滑らかな “ストレッチスーツ生地” をご紹介します。

EGRETのある姫路は、今朝の雨の影響からか、少しだけ暑さが和らいでいる気がします (本当に少しだけ) 。暦の上で本日 8月23日は処暑。朝夕の風に涼しさが混じり、あとひと月もすれば快適にスーツを楽しめる季節がやってきます。

それに合わせて、EGRETには秋冬生地の入荷が続いています。仕立てはお身体に合わせてお作りできる一方、仕上がりまでにお時間を頂戴します。そのため、姫路でもこの時期から秋冬物をご覧いただく習慣が、少しずつ根づいてきました。

こちらは先日到着した生地バンチの一部。本日より少しずつ生地をご紹介してまいります。ぜひお楽しみください。

初回は、イタリアで先進的なものづくりを続ける REDA (レダ) の特選バンチをご案内します。

REDA 2025-26AW Collection

REDA (レダ) は、イタリア・ビエラ地方で1865年創業の老舗服地メーカー。原毛の調達から紡績・織布・仕上げまでの一貫体制を備え、高品質と安定供給を両立しています。老舗でありながら、サステナブルな取り組みやストレッチ素材への早期対応など、常に前向きなイノベーションを重ねてきたことでも知られます。

本バンチは国内生地商社 T 社のセレクトで、複数シリーズを収録。幅広い用途に応える構成です。

ピュアウールに加え、ウール×ストレッチ繊維 (ポリエステン。復元力に優れたものを厳選) とのブレンド素材を収録。いずれもナチュラルストレッチ以上の機能性を備えています。

着心地の良さは、大きく「仕立ての良さ」と「素材の伸縮性」の両輪で決まります。例えばタイトに設計したパンツや、可動域を確保したいジャケットなら、ストレッチ入りは有効。一方で、クラシカルなシルエットを狙う場合はストレッチの有無が結果に直結しないこともあり、伸び切りのリスクがある素材は避けるなど注意が必要です。つまり“良い生地”は作りたい服と着る人によって変わります。

バンチの巻頭に置かれるのは、そのシーズンの“推し”であることが多いです。今回の REDA バンチでは、ウールで織ったデニム風素材がトップに登場します。定義上コットンの太番手で織るのがデニムですが、こちらは“デニム調”。遠目にはデニムの表情、手に取るとウールならではのほのかな光沢が感じられます。セットアップからオッドジャケット、オッドトラウザーズまで、ビジネスカジュアルや週末にも広く活躍します。

MILANOというSuper130'sの原毛が使われた目付240gの生地。秋冬に登場しておりますが、夏よりの3シーズン生地としてお使いいただけます。

THE GOATはウールにカシミヤ、ポリエステンをブレンドさせた目付260gのシリーズ。美しい艶と柔らかさを感じていただけます。

MAIORは、Super150'sの細い原毛を目付245gに織り上げた滑らかな質感と美しい光沢を持ちます。

FLEXO ×SIKY EFFECT は目付295gと260gの二つのクオリティがあり、Super110'sの原毛に毛羽立ちを抑える仕上げ方法により、数字以上の光沢とハリを生んでいます。

SIKY EFFECTの付かないFLEXOシリーズはスポーティなマットな質感の生地が収録されています。伸縮性の高い生地はセットアップスーツとしてお選びいただけます。

いかがでしたでしょうか。現代性をまとったストレッチ系スーツ地を多彩に揃える REDA。アクティブにご活躍のビジネスパーソンにこそ試していただきたいコレクションです。気になる生地がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。