新入荷情報 - 【2025秋冬 DORMEUIL】KRONO ROYAL11 (クロノ ロイヤルイレブン) ビジネスユースしやすいスーツコレクション

2025.08.07【2025秋冬 DORMEUIL】KRONO ROYAL11 (クロノ ロイヤルイレブン) ビジネスユースしやすいスーツコレクション

三日間にわたりご紹介してまいりましたDORMEUIL (ドーメル) の2025年秋冬コレクション。最終日となる本日は、「KRONO ROYAL 11 (クロノ ロイヤルイレブン)」をブログにまとめてまいります。

このバンチは、DORMEUILが誇る2つのスーツ地「KRONO」と「ROYAL 11」をひとつにまとめた、まさに現代の英国調クラシックを象徴する一冊です。伝統と革新を見事に融合させたこのコレクションは、エレガントでありながら実用性もあり、多くのテーラーやスーツの愛好家から高い評価を受けています。

KRONO

まず「KRONO」について。名前の由来は、時を刻む精密な計器“クロノグラフ”から。ビジネスパーソンが日々の時間を大切に使うように、スーツもまた一日を共にする重要な道具であるという思想のもと開発された生地です。目付は280～300g/mと非常にバランスが良く、軽すぎず、重すぎない中厚のウールは、秋よりの3シーズン生地として快適に着用可能です。

バンチ説明にはナチュラルストレッチだと書いていましたが、そこまでのストレッチ性は感じません 笑 。しなやかさはありますので、アイロンが効きやすいだろうな、という印象を持ちました。これにより、肩まわりや袖付けなどがしやすくなり着心地がより良い物になることと思います。

経糸には毛羽を抑えたコンパクトヤーンが用いられており、これがシルクのような滑らかさと美しい光沢を生み出しています。ビジネスユースに求められる“耐久性”と“上品さ”の両立を、高い水準で実現しているのがこの生地の魅力です。

柄展開も豊富で、英国らしいストライプ、ヘリンボーン、チェック、そしてシンプルな無地まで、スーツスタイルを楽しむための多彩なバリエーションが揃っています。さらにシワになりにくい仕上げが施されており、出張や移動の多い方、トラベルスーツとしての需要にも応えてくれます。

KRONO 全コレクション

ROYAL11

一方で「ROYAL 11」は、DORMEUILが誇るヘリテージラインとも言える存在。「ROYAL 12」として長年親しまれてきた生地の流れを汲みつつ、現代のニーズに合わせてアップデートされたのがこの「11オンス＝約350g/m」のスーツ地です。

しっかりとした打ち込みと弾力を持ったピュアウールの生地は、英国製ならではの重厚感をしっかりと備えつつ、従来モデルよりやや軽量で扱いやすく進化しています。着用するとシルエットが美しく浮き立ち、カッティングの妙が引き立つのはROYAL 11ならでは。伝統的な生地でありながら、現代的なスーツスタイルにも対応できる柔軟さが感じられます。

摩耗やシワに対する耐性も高く、長期間の使用にも耐えうる耐久性を持つこの生地は、長く愛用できるスーツを仕立てるのに相応しい存在です。ピンストライプ、ヘリンボーン、ツイル、グレンチェックなどクラシカルな色柄は、格式高いビジネスシーンやセレモニーにもよく映えます。

「KRONO」と「ROYAL 11」。ともに異なる個性を持ちながらも、共通しているのは“着る人の立ち姿を美しく見せる力”と、“着心地の良さへのこだわり”。英国の伝統を踏まえながら、現代のビジネスマンにフィットする機能性をも備えています。

少し贅沢をしたい日常の装いから、大切な場面を支える一張羅まで。スーツを単なる衣服ではなく、自己表現の手段として捉える方にこそお試しいただきたいバンチコレクションです。

ROYAL11 全コレクション

いかがでしたでしょうか。DORMEUILが長年培ってきたクラフトマンシップと現代的な感性が息づく「KRONO ROYAL 11」は、まさに“伝統と革新”。この秋冬、スーツに求める価値をもう一段深めてくれる一着に出会えるかもしれません。ご興味ある方はぜひ、お気軽にご相談いただかますと幸いです。