【私物】冬のコートが着用できる季節になってまいりました。
11月も後半となる本日は師走中旬の気温という事で、スーツの上からナイロンコートを着用して出勤しておりますが、それでも寒いですね。朝夕であれば厚手のコートでも十分なくらいです。
週末にかけては暖かくなるようなので、厚手のコートはまだクローゼットの中ですが、そろそろ本格的な冬の寒さに備えて出番がまわってまいりました。
オーダーの世界は仕上がりまで時間を要するため、今からコートを仕立てると完成は1月の半ば。ギリギリではありますが、クラシックな素材・シルエットを追求すれば今年だけしか着れない事はありえませんので、駆け込みでご依頼いただく事も少なくありません。
私、鳥形はというと今年仕立てた↓のフォックスブラザーズのジャッコーネと、チェスター、ポロ、スタンドカラーといった今まで仕立てていたコートでこの冬を過ごそうと思っております。
FOX BROTHERS (フォックスブラザーズ) ジャッコーネ
大柄のグレンチェックが目を引くFOX BROTHERSのFOX TWISTは、目付450gとコートやジャケット向きの生地。ふっくらとした質感にコシがあって風合いがとても素敵です。
自分用の洋服は基本的にクラシコレーベルで仕立てていますが、洋服の完成度が非常に高く美しいです。柄合わせはもとより、洋服の丸さが際立っております。
MARLING & EVANS (マーリン&エバンス) オーダースーツ
これは子どものお宮参りの際に奥さんの緑が入った着物の色に合わせて急遽つくったスーツ (笑) 。
カーキは本来ミリタリー色なのでフォーマルには向かないのですが、思い出に残るようなスーツをとカーキにしました。
最近の私はパンツに必ず2タック入れて、ゆとり量を多くしています。
それでも野暮ったさがないのは、支点を設定した上でゆとりを入れているからであり、クラシックなフィット感は美しいドレープを生み出します。私自身フィッティングに関して伸びしろがあると思っており、まだまだ研鑽を積まないといけません。これからもお客様にとってより良いサイズ感を目指してまいります。
カーキスーツは人気のアイテムです
姫路市の有名とんかつ店 朔 (さく) さんのオーダースーツ 『グリーンの色味素敵です』
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