新入荷情報 - 【W BILL】FINE IRISH LINENS (ファインアイリッシュリネン) ～クラシカルなリネンコレクション～

2025.02.13【W BILL】FINE IRISH LINENS (ファインアイリッシュリネン) ～クラシカルなリネンコレクション～

古き良きクラシカルな生地コレクションがリニューアルしました。1846年創業で、英国服地メーカーを代表するW BILL (ダブリュビル) のFINE IRISH LINENSです。

FINE IRISH LINENSでは、アイルランドで生産されるピュアアイリッシュリネンを無地のみで構成したストイックなシリーズです。リニューアルによってクラシカルな色のバリエーションが増え、“目の肥えたお客様にさらに多くの色合いを提供できるようになった”とW BILLは語ります。ツイードなどにも通じる自然の色から取られた美しいグラデーションの数々です。

目付380gという分厚さは、現行の服地で使われるリネンの分厚さでは最大クラスを誇ります。しっかりとした生地が好きな店主としては嬉しい厚さです。これ以上のものは、インテリアファブリックとして使われることが多いそうです。

出典: i.pinimg.com/

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1920～30年代に夏の代名詞と言われていたリネンのスーツは、1980～90年代にリゾートウェアやカジュアルスーツと再評価され、現代でもファンの多い装いです。リネンは汗をかいてもベタ付きが少なく、抗菌性や防臭性もあり、夏の素材としては適していますが、目付380gという厚さは夏に着るにはある程度の覚悟が必要です。映画“華麗なるギャツビー”においても汗を額に浮かべてリネンの三揃いスーツを着ていたのが印象的です。涼しくさせようと薄いリネンを使うと、耐久面で難しくなりるため、リネン100%でスーツを作るにはある程度の厚さを持たせないといけません。また、シワが入るのもリネンの特徴であり (これが粋なのですが)、それを懸念して避けれらる方もいらっしゃいます。

厚い、 (ウールに比べて) 扱いにくい、これ踏まえたうえでリネンスーツのファンは多いのでございます 笑 。

SPENCE BRYSON (スペンスブライソン) の同程度の目付で仕立てたスーツがこちら。固く分厚いリネンで作ったスーツは着用当初こそ緊張感のある洋服ですが、着用するごとに年々素材は柔らかくなり、身体に馴染んでいくのも洋服好きの琴線に触れられる理由だと思います。

FINE IRISH LINENSに収録されているリネンも触るとバリっとした質感。太すぎない番手の糸を使った平織り服地です。極太番手や柔らかすぎるものは着用による伸びが起こりやすいので、ジャケット向きと考えています。

【W BILL】FINE IRISH LINENS 全コレクション

光により色が若干異なりますが、FINE IRISH LINENSの全コレクションをご覧ください。

いかがでしたでしょうか。W BILLによるクラシカルなリネンコレクションのご紹介でした。オッドジャケット、オッドトラウザーズとしてもお勧めしたいクオリティですので、夏の粋な装いをお考えの際には是非本コレクションもチェックしてみてください。