HARRIS TWEED (ハリスツイード) が着たくなる そんな時期が近づいてきました。

2022.08.14HARRIS TWEED (ハリスツイード) が着たくなるそんな時期が近づいてきました。

何事も古ければ良いということはありませんが、18世紀から存在し、今なお多くの愛服家に支持されている生地であるHARRIS TWEED (ハリスツイード) に注目をしない方は少数ではないでしょうか。当店においても、多くのお客様にご依頼をいただく生地ブランドです。

ハリスツイードが特殊といえるのは、一つの会社のブランドではないことです。スコットランドにあるいくつかの島において織られ、ハリスツイード協会に承認を得られたもののみ名乗れる生地のことです。柔術の黒帯のようなイメージでしょうか。

ハリスツイードを姫路市でオーダー

ハリスツイードの特徴の一つに、空気をたっぷりと含んだ丈夫な質感があります。ツイードはすぐに着るのではなく、軒先に3年おいて雨ざらしにしてくたびれさせるものと、白洲次郎さんが語っているくらい、丈夫に扱える強さを持っています。軒先に置いておくのはやり過ぎだと思いますが (笑) 。

もう一つは色合い。本来のツイードは自然の色彩を取り入れてデザインするのが決まりです。ハリスツイードも多分に漏れず、スコットランド北西部の島々で見られる色彩がそのまま生地に活かされています。これは花や緑の色かな？とか、これは海の色かな？なんて考えるとロマンがありますね。昨日ご紹介したフォックスブラザーズも同様の手法でツイードをデザインしていました。

ハリスツイードを姫路市でオーダー

当店で扱うハリスツイードは、フェザーウェイトという目付490gのもの。ジャケットやコートにするうえで扱いやすい良い塩梅の重さです。

ハリスツイードはざっくりとした粗野な質感が魅力であり、最初は固く着心地、肌触りがとても良いといえるものではありません。しかし、着用し続けていただくごとによって徐々に柔らかくなり、ご自身の一着へと変化していく魅力的な素材です。長く愛用していく洋服をお探しの方にはとてもお勧めですので、是非一度お問い合わせいただけますと幸いです。