新入荷情報 - 【SOLARO (ソラーロ) 100周年記念】本家スミスウールンズの最新作

2021.02.21【SOLARO (ソラーロ) 100周年記念】本家スミスウールンズの最新作

先日、VITALE BARBERIS CANONICO (ヴィターレ・バルベリス・カノニコ) のSOLARO (ソラーロ) 生地をご紹介しました。

その時の記事はコチラ。

>>ソラーロ？サンクロス？光によって表情が変わるスーツ生地のご紹介

今回、満を持してソラーロの本家といえる、SMITH WOOLLENS (スミスウールンズ) の最新コレクションをご紹介します。

しかも今回のものは誕生100周年という記念ブックレット (生地見本帳) です。

SMITH WOOLLENS (スミスウールンズ) ソラーロ

ソラーロは現在でこそ各ブランドから趣向を変えて、素材を変えてリリースされていますが、100年前にスミスウールンズによって復刻され、商標登録された生地です。

サンクロスという別称からもわかるように、亜熱帯地域の植民地で着用しても、太陽熱を和らげるために作られ、英国服飾史に名を刻む由緒ある生地です。他ブランドがファッション性を追いかけソラーロ生地を作るのに対して、スミスウールンズは20世紀初頭のものを完全再現。当時と同じ目付355gで打ち込みのしっかりとした、所謂オリジナル・ソラーロといえます。

スミスウールンズのソラーロ生地は9種類。

基本となるのはクラシックなソラーロの配色、表側明るいカーキ、裏側暗い赤です。これはスーツの基本色、濃いネイビーやグレーだと太陽の光で退色してしまうことからです。

ちなみにソラーロは2/1綾のツイルという織り方をしています。

デニムと近い織り方で、表面から見えている2/3が経糸の色、残りの1/3が緯糸の色になります。デニムも藍色の中にところどころ白っぽい色が見えますよね。あれと同じ理屈です。ソラーロも表面から暗い赤が見えることで、タマムシのような見え方をするわけです。

スミスウールンズのソラーロは、微妙な色、織りの変化で9種類展開をしています。

オリジナル・ソラーロ

スミスウールンズのオリジナル・ソラーロ生地いかがでしたでしょうか。

クラシカルな目付355gとしっかりとしていて、お好きな方にはたまらない生地なのではないでしょうか。

リネンのサックスブルーのシャツを着て、パナマハット。

ソラーロの生地が一段と映える素敵なコーディネイトではないでしょうか。