鳥形の私物紹介 - 【3年目】英国製ツイードのジャケットとホイップコードのトラウザーズの冬コーディネイト。

2024.11.25【3年目】英国製ツイードのジャケットとホイップコードのトラウザーズの冬コーディネイト。

まだ12月にもなっていないというのに、思わずコートに手が伸びるほどの寒さが続いています。今年の1月や2月は、さらに厳しい寒さになるのでしょうか。そう考えると少し身震いしてしまいますね。昨年の冬はどんな服装でこの寒さを乗り越えていたのか、不思議に思う今日この頃です。

さて、本日も鳥形の私物紹介のコーナーです。2022年の冬に作成していながら、ブログを見返すとアップしていないようでしてこれ幸いとご紹介していこうと思います。

英国製ツイードのジャケット

政界でも活躍され、洒落者で知られた白洲次郎さんはツイードのことを、“3年くらい軒下で雨ざらしにしてくたびれさせたくらいが丁度よい”と語っています。洋服好きを自称する私は、当然雨ざらしにさせるわけもなく、普通に3年着用してまいりました 笑 。それでも少し柔らかく身体に馴染んできたように感じます (まだまだですが) 。

長く着用して、風合いの変化を楽しんでいくのもツイードの魅力ですね。

ツイードジャケットにはニットを合わせることが多く、トラウザーズにもジャケットの生地に負けない質感を取り入れることを意識しています。

こちらは騎兵隊のトラウザーズにも使われていたというキャバルリーツイル、の親戚ホイップコードを使っています。綾目が急角度で耐久性のある素材です。英国製の良いキャバルリーツイルやホイップコードには、強さだけでなくしなやかさも兼ね備えられ、仕立て上がりが美しいです。ガチガチに固められた生地は動きが少なくアイロンが効きににくいため、仕立てがしにくくなります。

取扱いしているホイップコードはブラウンだけでなく、使い勝手の良いネイビーやグレーも取り揃えていますので、スポーティな着こなしをされる際の冬トラウザーズにイチオシ生地です。

本格仕様をお考えでしたら、目付600gのキャバルリーツイルもございます。重厚なコートにも使われる分厚い生地です。

ジャケットの話にもどり...3年の着用とはいえ、上衿裏など摩擦が起こりやすい箇所に、毛玉が出来ることがあります。

毛玉は手で引きちぎるのではなく、必ず小ばさみでカットしてください。引っ張って取ってしまうと同じ箇所から、毛玉が再度できやすくなってしまうためです。

カットできましたら、ブラッシングで整えてメンテナンス完了。しなやかな毛並みの馬毛ブラシは必須アイテムです。私は家と、店舗に一つずつ置いております 笑 。

いかがでしたでしょうか。白洲次郎さんから見ると邪道ではありますが、これからも大切に着用していき、10年20年と着用していこうと考えております。

兵庫県姫路市で拘りの洋服をお考えの際には、是非一度お問い合わせいただけますと幸いです。