新入荷情報 - 【Super180's】極細原毛を使用した英国生地のご紹介。～Made in Huddersfield～

2024.09.09【Super180's】極細原毛を使用した英国生地のご紹介。～Made in Huddersfield～

英国ハダースフィールドは、毛織物生産のメッカとして広く知られています。19世紀の産業革命期には、質の高いウール製品の生産で大きな成功を収めました。ハダースフィールドの毛織物は、優れた品質と職人技術により高い評価を受けています。豊富な水源と羊毛生産に適した土地が、その発展を支え、現在でも高級ウール生地の生産地としての名声を保ち続けています。

一般的には、イタリアの生地はソフトで柔らかな質感が特徴とされる一方、英国生地はハリやコシ、固さのある質感が魅力です。しかし、近年では双方に歩み寄りの傾向が見られ、イタリアでも厚みがありしっかりとした質感の生地が生産されるようになり、英国ではより柔らかな生地が作られるなど、両国の特徴がやや融合してきている印象です。

本日ご紹介する英国生地も、メイドイン ハダースフィールドでありながら、極細原毛を使用したラグジュアリーなものが多く揃っています。贅沢な生地の質感を、ぜひ最後までご堪能ください。

極細原毛を使用した英国生地

こちらは、Super180'sという、下手なカシミヤよりも細い原毛を使用したシリーズです。とろけるような質感は、素材の優れた品質を物語っています。120番という細番手糸を使い、目付240gとやや軽量なボディながらも、経緯双糸で織り上げられており、英国生地らしいコシを感じさせます。

目付275g(super150)経94双糸緯47単糸

目付360g(super150)経緯47番手双糸

Super150'sという極細原毛を47番手という太い糸にして目付360gまで織り上げたこちらのシリーズ。分厚さのある秋冬服地ですが、滑りを感じさせる上質な質感のあるボディに仕上がっています。

目付280-290g 経緯40番手双糸

ポーラーやフレスコと呼ばれる織り方で、強撚糸を使いシャリっとした質感をしています。防シワ性、復元性に優れた主に春夏服地として使われます。

いかがでしたでしょうか。こちらは日本の商社が企画した英国製の生地で、これほどラグジュアリーな原毛を使用しているにもかかわらず、非常に実直な価格設定がされています。上品な光沢のあるスーツにご興味のある方には、ぜひ選択肢の一つにいれていただきたいシリーズです。