新入荷情報 - 【SPENCE BRYSON / スペンスブライソン】美しいアイリッシュリネンで洋服を作るなら。

2024.02.09【SPENCE BRYSON / スペンスブライソン】美しいアイリッシュリネンで洋服を作るなら。

アイリッシュリネンの代名詞といえる、SPENCE BRYSON (スペンスブライソン) のコレクションが入荷しました。

SPENCE BRYSONは、1891年にリネン産業が盛んなアイルランド北東部のアルスター地方で設立された歴史あるリネンメーカーです。紡績から織り、仕上げまでを自社で一貫して行い、同業のアルスターウィーバー社と統合してから現在に至るまで世界を代表するアイリッシュリネンのメーカーとなりました。

アイリッシュリネンは、リネンの中で特に高い耐久性と丈夫さを持っており、パリっとした質感の生地を織り上げるのに適しています。またリネンには防カビ性があり、湿気やカビの発生や雑菌の繁殖を抑制し、汗をかいてもベタ付きにくいです。

そんなSPENCE BRYSONのアイリッシュリネン100%を使った7つのシリーズをご紹介いたします。

LISMORE (リズモア)　280g/m
KILDARE (キルデア)　350g/m
TROPICAL (トロピカル)　370g/m
TYRON (タイロン)　380g/m
GLIN (グリン)　300g/m
QUINTIN (クインティン)　205g/m
ORKNEY (オークニー)　170g/m

LISMORE (リズモア)　280g/m

リネンのスーツをお作り頂く上で最も軽い目付のLISMOREでは、色の出方も綺麗な無地のみ7色が収録されています。

KILDARE (キルデア)　350g/m

太番手でやや甘く織り上げられたKILDARE。ニュアンスカラーがとても美しいジャケット生地です。

TROPICAL (トロピカル)　370g/m

SPENCE BRYSONのスーティングとして、古くより数々のウェルドレッサーに愛されたTROPICAL。強いコシと目付の大きさの分、迫力ある着用ジワを楽しんで頂けます。最初は固く感じる生地も、着こむほどに柔らかくなるリネンのエイジングを楽しめるEGRET最もお勧めなシリーズです。

TYRON (タイロン)　380g/m

洋服に使う目付としては最重量の380gのTYRON。これ以上のSPENCE BRYSONのリネンは主に家具に使われる事が多いです。TROPICALよりも太い糸が使われ、オッドジャケットやオッドベストでのご使用がよろしいかと思います。

GLIN (グリン)　300g/m

ヘリンボーンで織られたソフトなジャケット地のGLIN。

QUINTIN (クインティン)　205g/m

ここからはSPENCE BRYSONのシャツ地。QUINTINには大小のギンガムチェックと無地が収録されています。

ORKNEY (オークニー)　170g/m

最も軽量なシャツ地であるORKNEY。しなやかな質感のリネンでやや大き目なサイジングで軽やかに着用したいシリーズです。

いかがでしたでしょうか。リネンは季節感が出て涼し気に見られる生地として、洋服好きから厚いご支持を頂いていまして、私も大好き素材です。

リネンの場合、目付を低くすると耐久力が下がり破れの原因となりますので、トラウザーズやジャケットを作る上ではある程度の目付が必要になってきます。当然目付の大きな分厚いものは、見た目の清涼感以上に暑く感じますので、370gのTROPICAL等は高温多湿な日本では夏を除いた春、秋の着用になるかと思います。

映画、華麗なるギャツビーでも汗だくになってリネンのスーツを着用している姿がありましたね。あくまでも味ともいえる質感とクラシックな見た目重視の、洋服好きのための生地だと考えています。

その点、シャツをお作りただく際にはコットン生地で作ったものより汗のベタ付きが無く快適ですので、QUINTINとORKNEYどんな方にもお勧めしやすいシリーズです。

姫路市でリネンを使った拘りの洋服をお考えの方は是非一度お問い合わせいただけますと幸いです。