【SPECIAL BUNCH】ZIGNONEやErmenegildo Zegna、LANVIN etc... 特選生地のご紹介です。
昨日ご紹介したM社に続いて、E社の特選生地のご紹介です。こちらもEGRETの開店当初よりお世話になっており、シーズンをまたいだものを含めてユニークな生地をバンチに収録している問屋さんです。
イタリアのZIGNONEに特化して様々なシリーズが収録されたもの、Ermenegildo ZegnaやLANVINといったイタリア製を中心としたスーティング、ANGELICOやORMEZZANO等の春夏らしい質感のジャケットと3つのバンチに分かれており、様々な用途やライフスタイルに合わせた1着を見つける事が出来るかと思います。
ZIGNONE (ジニョーネ) セレクション
ZIGNONEは、1965年創業と100年を超える生地メーカーがざらの本業界においては比較的新しいブランドです。ZIGNONEは、生地の聖地でもあるイタリア・ヴィエラ地区の文化や伝統を守りつつ、新しいアイディアで現代のエレガンスを表現することをコンセプトに起き、高い機能性と品質を追求した生地を制作しています。
代表的なシリーズをご紹介します。
当店でZIGNONEといえば、ソラーロを思い浮かぶ方がいらっしゃるかと思います。デニムと同じ綾織りで表からも1/4だけ緯糸の色を見つける事ができる雰囲気のある生地です。各社ソラーロ生地は春夏に出す事が多い中、ZIGNONEはSuper130'sの高級原毛を100%使用したナチュラルストレッチ生地です。
今回、グリーンのヘリンボーンが登場し、ご支持を集めそうな美しい生地です。
ウール45%にリネンを55%ブレンドさせ春夏らしい質感にした生地。所々に節の出たシャリっとした質感も良いですし、少しトーンを落とした色合いも独特です。
ブルーグリーンやブルーグレーのような色合いは中々見つける事が出来ないかと思います。
清涼感のあるコードレーンは、スポーティなセットアップやパンツにするとよろしいかと思います。コットン70%にポリアミド30%がブレンドされ、薄手でも強度のある仕上がりになっています。
麻のネイビーのジャケットやシャツに合わせて季節感ある着こなしにお勧めの生地です。
パーティやイベントごとのタキシードやジャケット用の、ジャカード織り生地。ペイズリーから幾何学、フラワーなど様々なモチーフで織られています。
インポート生地セレクション
このバンチでは、Ermenegildo ZegnaやCANONICOといったイタリア生地を中心に編集されています。
2020年に新しく登場したErmenegildo ZegnaのLOOP (ループ) からはこの2色。再利用を行なったサスティナブルウールにシルクがブレンドされています。
英国生地よりも英国的ともいわれるBIELMONTE (ビエルモンテ) 。シャリシャリを超えてジャリジャリ (笑) している強撚糸のシリーズで、シルクがブレンドされより一層清涼感のある質感です。
ワイドピッチのストライプに、デニム調の生地、カントリーを思わせるチェックのバリエーションです。
リネンとコットンで編まれたDONDIシリーズです。パンツは少し心配な生地感ですので、軽やかなジャージージャケットとして素敵にご着用頂けます。
Super120's 原毛を100%使用した光沢あるナチュラルストレッチ生地はLANVINのものです。綺麗な色出しで艶っぽいスーツをお作り頂けます。
イタリア、ビエラで織られたSABIELLA (サビエラ) のシリーズ。太めの糸を使用していながら柔らかさがあり、英国的なデザインをイタリアのエッセンスを入れ解釈された生地かと思います。
ジャケットセレクション
春夏らしい生地が編集されたバンチで後半にはコットンのシリーズも収録されています。
ANGELICOが作るイタリアらしいソフトなピュアリネン。
同じくANGELICOのホップサックは、珍しくリネンがブレンドされています。通常のホップサックよりもスポーティな雰囲気を感じさせます。
CARLO BARBERAや、ORMEZZANO、POLICARPO、T.THOMASといったイタリア生地のウインドウペンや、SUBALPINOの華やかなストライプジャケット生地。
コットンのシリーズでは、LARUSMIANIのクリアなコットンと、英国のBRITISH MILLERAINのワックスオイルコットンが収録されています。防水スプレーが無い時代はワックスオイルにより撥水を行なっており、スプリングコート、ミリタリージャケットに適しています。オイルが落ちたり、強く擦れたところが白くなったり、綺麗に着用頂くというよりはラフに扱って頂き経年変化を楽しんで頂く生地です。
いかがでしたでしょうか。様々なブランドが編集された特選生地バンチをご紹介いたしました。是非拘りの洋服づくりのご参考にして頂けますと幸いです。
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