新入荷情報 - 【コーデュロイ・キャバルリー・デニム】カジュアルな装いに使いたくなる新作コットン生地のご紹介。

2023.08.08【コーデュロイ・キャバルリー・デニム】カジュアルな装いに使いたくなる新作コットン生地のご紹介。

EGRETでは、ビジネス・フォーマル向けスーツのご依頼頂くだけでなく、ご普段に着用いただきやすいカジュアルな装いのご依頼も年々増えてきています。現代フォーマルな洋服であるタキシードが、元来はくつろぐ為に作られた洋服であったように、男性の洋服史はカジュアル化の歴史であり、自然な流れです。現代はご自身のライフスタイルや趣向に合わせて、着る服を決める事が出来る、服好きにとってとても良い時代ではないかと思います。

どんなシーンでもスーツ地によくあるサージばかりだと物足りないものですので、コットン生地で趣向を変えていただくのはいかがでしょうかというのが本日のブログでございます。

一例として、昨年お客様にお渡ししたコットンチノトラウザーズがこちら。持ち出しを長くし、脇に尾錠を付け、2タックを取ったトラウザーズで、腰から足元にかけてストンと縦に落ちるクラシカルで綺麗なシルエットです (ノータックで細身でモダンにお仕立てする事も可能です) 。他にもお客様の事例を多数掲載しておりますので、“お客様の写真”カテゴリよりご覧ください。

目付300g程度でコットンチノやデニム、春夏のコードレーン等取扱いしておりましたが、新たに秋冬向けコットン生地が4クオリティ入荷してきました。

・3101X：中畝コーデュロイ 目付680g
・T1：細畝コーデュロイ 目付460g
・Rye：キャバルリーツイル 目付460g
・Kipling：デニム 目付580g

3101X：中畝コーデュロイ 目付680g

元々働く男性の素材として工場労働者等の洋服に使われてきたコーデュロイ。薄手のものが増えている中、こちらは圧巻の目付680gというヘビーウェイトで、トラウザーズとしては勿論の事、ルーツになぞりワークなイメージのスーツやジャケットにして頂いたり、ラグランコートやポロコートにも適しています。肌触りが良く、耐久性にも長けているコーデユロイは秋冬注目の素材です。

T1：細畝コーデュロイ 目付460g

やや目付を抑えた細畝のコーデュロイ。中畝に比べエレガントな印象になります。汎用性の高いクリーム色でトラウザーズをお仕立て頂ければ、冬の装いに困る事は無さそうですね。

T1：Rye：キャバルリーツイル 目付460g

昨年、W BILLでウールのキャバルリーツイルが当店でご支持頂いておりましたが、素材がコットンになるだけで印象が変わります。ウールよりも (見た目の) 固さが出る為、よりスポーティな印象を与えることができ、足元をスニーカーやブーツと合わせるのであればコットンの方がスタイルに馴染みます。ご自宅での洗濯にも適しているのも嬉しいところではないでしょうか。

Kipling：デニム 目付580g

最後にデニム。生デニムではなく、1ウォッシュ程度かけられのりを落として柔らかさをだしています。通称C100 (シーヒャク=コットン100%の事) のクラシカルなデニムでワークテイストのあるデニムスーツやトラウザーズはいかがでしょうか。色の濃いものは特にアタリやヒゲ、縦落ちによる経年変化を楽しんで頂けます。

ご紹介は以上でございます。

テーラー業界的に言いますと、コットンよりもしなやかさのあるウールの方が仕立てがしやすい (流れるようなシルエットを作りやすい) のは事実です。反面、その固さがコットンの良さでもあり、風合いとも言えます。少なくともカジュアルに見せる洋服にコットンは適しており、どういう洋服を作りたいか？が大切です。

よくジャケパンにはグレーのトラウザーズが最適とも言われたりしますが、ジャケットの素材、合わせるトップスの素材によるところです。EGRETではコーディネイトを含めたご相談をさせていただきますので、兵庫県姫路市で拘りのある洋服をお考えの方は是非一度お問い合わせいただけますと幸いです。