新入荷情報 - SCABAL (スキャバル) 2022年秋冬 新作 “ SAVILE ROW (サヴィルロウ) ”・リニューアル ” TORNADO (トルネイド) ”

2022.09.11SCABAL (スキャバル) 2022年秋冬 新作 “ SAVILE ROW (サヴィルロウ) ”・リニューアル ” TORNADO (トルネイド) ”

デザイン性の高い、リッチな印象を与える生地。

そう形容できる素晴らしいコレクションがベルギー発の服地商社、SCABAL (スキャバル) より到着しました。少し前のブログでベルギーはフランスに次ぐファッションの都であるとお伝えしましたが、SAVILE ROW (サヴィルロウ)、TORNADO (トルネイド)は、そのイメージのまま豊かにデザインされた服地のラインナップです。

SAVILE ROW (サヴィルロウ) について

ビスポークテーラー発祥の地であるロンドン中心に位置するサヴィルロウストリート。200年以上にわたり、フルハンドメイドオーダーを専門とする名門高級紳士服店が軒を連ねます。スキャバルはサヴィルロウに店舗を構えて50年となり、これを記念した新コレクション、SAVILE ROWが作られましたという経緯です。

スキャバルは、過去50年間の生地を再検証し、テーラーからの支持を集めていた生地からデザインアイディア、色柄の要素を収集。新しい50色のコレクションのインスピレーション源としました。クラシックなものに色糸を加えたり、絶妙にバランスを変えたヘリンボーン、立体感の出るシャドウウィーブといったギミックが効いています。クラシックとモダンを組み合わせるスキャバルらしいデザインの生地です。

　
目付310gながらしなやかな質感の生地はクリアカットされ、3シーズンご着用いただけるボディは、全て英国のハダースフィールドにあるスキャバルのミル (織元) で作られています。スキャバルはマーチャントでありながらミルの要素も持ちます。これは最近の服地ブランドの流れで、フォックスブラザーズ等もイタリアのミルを使いマーチャントとして生地も作ることもあり、ミルとマーチャントの境界線が薄くなってきています。

TORNADO (トルネイド) について

THE BRITISH SUITING 題したトルネイド。こちらも英国ハダースフィールドの自社工場で織り上げられ、ふくらみが残ったやや肉厚さを感じさせる目付320gで触っていただくとハリコシに富み、英国らしい雰囲気のある服地です。今シーズンリニューアルが入り、デザイン面に目を向けると複雑なヘリンボーンであったり、赤のラインを入れたオルタネイトストライプ等、独特の空気感のあるデザインが目を引きます。

先にご紹介したサヴィルロウが3シーズンであれば、トルネイドは10月～春先まで着用するような2.5シーズンくらいの質感です。

これら2つの新バンチは、クラシックなスーツは既にお持ちで、人と少し違う質感のスーツを楽しみたい方にお勧めしたいものになります。華やかな質感のものもありますので、タキシードとお仕立ていただいてもセレモニーで映える装いになるかと思います。是非、スーツづくりのご参考にしていただければ幸いです。

SCABAL SAVILE ROW 全コレクション

SCABAL TORNADO 全コレクション

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