DUGDALE BROS & CO ( ダグデール ブラザーズ ) 1896年創業の老舗英国服地商社

2022.07.13DUGDALE BROS & CO ( ダグデールブラザーズ ) 1896年創業の老舗英国服地商社

姫路のオーダースーツ店EGRETの取扱い生地リストに、新しく英国のブランドが加わりました。

その名も、DUGDALE BROS & CO ( ダグデールブラザーズ ) 。

ブラザーズを省略してダグデールと一般に呼ばれるこのブランドは、ヘンリー・パーシーとフェデリック・H・ダグデールによって毛織産業のメッカであるハダースフィールドにて立ち上げられた服地商社 (マーチャント) です。

1896年創業と英国の中でも老舗ブランドに位置しており、上品でクラシカルな色柄とヴィンテージを思わせる目付の生地がラインナップされ、主にオートクチュールや高級ビスポークテーラーでダグデールのバンチブックを見ることができます。

生地をパッと見ただけではこの生地の良さが伝わりにくいですが、実際に触って風合いを見ていただくとクオリティの良さを実感していただけると思います。今回は数あるシリーズの中よりHEATH MOOR (ヒースムーア) とENGLISH CLASSICS & TOWN CLASSICS (イングリッシュクラシックス & タウンクラシックス) 、2022-23AW新作のTHE FEARNOUGHT (ザフェアノウト) の3バンチの取扱いします (※フェアノウトは後日入荷します) 。ダグデールらしいものをピックアップしておりますのでご期待ください。

HEATH MOOR (ヒースムーア)

DUGDALE BROS & CO＜ダグデールブラザーズ＞

バンチ名、HEATH (エリカという生命力の強い花) 、MOOR (荒野) を意味していて、小説“嵐が丘 (エミリー・ブロンテ著) ”の舞台となるイングランドのウェスト・ヨークシャーにある田舎の村、“ハワースの荒野”をイメージして名付けられています。ここは元々生地織りが主要産業の町で、多くの機織りを見ることができました。

ヒースムーアに使用される羊毛はアルゼンチン・パタゴニア地方で採取され、クリンプ (縮れ) が強く、伸縮性に富んだ特徴を持っています。触っていただくと弾力を感じさせてくれる英国らしい服地です。

目付290gのクリアカットされたボディと、330-350gのミルド加工されたボディの2種類が収録されています。※ミルド加工は縮絨によって短く毛羽を持たせた仕上げ方法の事で、空気を生地表面に含み軽く暖かい織物になる秋冬向けにする手法。

ENGLISH CLASSICS & TOWN CLASSICS (イングリッシュクラシックス & タウンクラシックス)

DUGDALE BROS & CO＜ダグデールブラザーズ＞

1953年より69年間続くバンチと聞くと古き良き歴史を感じさせてくれます。ダグデールが得意とする重い目付のコレクションで、一般的な生地の約1.5倍となる目付400-435g。イングリッシュクラシックス＆タウンクラシックスという名前が表すように、柔軟性に富んだ質感と基本を押さえた色柄の生地が収録され、クラシックなスタイルをお考えの方にお勧めしたいバンチになります。