Ermenegildo Zegna (エルメネジルド・ゼニア) 2021春夏新作コレクション
昨日の雨と打って変わり、本日はとても良い天気。
朝、店舗で掃除をしていると、外からミャーミャーという声が聞こえてきました。
外を見てみると、店の近くに住んでいる (?) 猫がゴソゴソしております。
この猫、エサを定期的にもらっているのかゴミをあらしているのか、良いものを食べているようでして、後ろ姿で分かるくらいにかなり太っております (笑) 。
ドアを開けると、軽い身のこなしで逃げていきました。
次回は正面から可愛く撮ってやろうと目論んでいます ^^
さて、本日は当店でも人気の高い生地ブランドのご紹介ブログです。
Ermenegildo Zegna (エルメネジルド・ゼニア) 2021春夏新作コレクション
通称、ゼニアはイタリアの王様と言われるくらいに高いブランド力を持ち、圧倒的な知名度を誇ります。そういう意味でも〝うまいことやっている”ブランドでもありますが、もちろん実力は折り紙付き。イタリア3大ブランド (ゼニア、ロロピアーナ、カノニコ) 筆頭を走っています。
多くの生地ラインを展開していて、それぞれ強い個性をもったラインナップです。本日ご紹介するのは4つ。
・AMEZING (アメイジング)
・TRAVELLER (トラベラー)
・TROFEO (トロフェオ)
・15 milmil 15 (15ミルミル)
どれも素敵な生地で、このうちのトロフェオで自分用1着仕立て中でございます (笑) 。
生地量が大変多いですが、是非最後までご覧ください。
・AMEZING (アメイジング)
16マイクロンの繊維を使用した110番手双糸を縦横に配して、ナチュラルストレッチになうよう織り上げています。革新的な技術力を持つゼニアは、糸自体にクールエフェクト加工を施し、暑い日差しでも表面温度を上がらないようにする工夫をしています。アメイジングのつづりがAではなくEなのは、Ermenegildo Zegnaの頭文字を強調させたためです。
・TRAVELLER (トラベラー)
夏のトラベラーとして展開されている1880、1880Uの人気品番です。経糸双糸、横糸単糸でアメイジングよりも細いものを使用し、きめ細やかで美しい生地感が好評です。目付250gと真冬を除く通年向けの厚みで、色柄も多くビジネス、ジャケパンなど幅広い用途でお使いいただけます。近年のクールビズの流れに沿ったシリーズではないでしょうか。名前のもととなるトラベル向きというのも一つのポイントで、着用シワなどは帰宅後霧吹きなどで湿らせハンガーにかけておくことで取れる、復元力の高さもトラベラーの持ち味です。
・TROFEO (トロフェオ)
ゼニアのコレクションの中でも最も長く愛されている春夏向けクオリティが2630、2630T、2630Uの品番です。ゼニアは繊維の細さの単位であるスーパー表記をしないブランドですが、この換算方法でいうとスーパー150レベルの繊維を経糸双糸117番手、横糸単糸56番手の極細で仕上げている生地がトロフェオです。目付240〜250gと軽量のため、春の初めから夏場、秋口と長い期間で着用していただけます。
・15 milmil 15 (15ミルミル)
オーストラリア産メリノウールの中でも、中国産最高級カシミアに匹敵するレベルの15ミクロンという希少な原毛を使い織り上げたゼニア最高級素材です。上記トロフェオが16ミクロンなのでそれを上回る細さで、他に類がないシルクのようなソフトな質感と深みのある光沢があります。
Ermenegildo Zegna (エルメネジルド・ゼニア) の新作コレクションはいかがでしたでしょうか?
これだけのラインナップは兵庫県下最大級の取扱いになります(撮影、トリミングで数時間かかりました笑)。
気になる生地がありましたら、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。
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