TRABALDO TOGNA（トラバルド・トーニャ）エストラートは、ウール100％の最高ストレッチ素材

2021.01.22TRABALDO TOGNA（トラバルド・トーニャ）エストラートは、ウール100％の最高ストレッチ素材

現在、技術革新は全ての業界に訪れています。それはアパレルの生地業界も他に漏れず。

今まで生地にストレッチ性を持たせるためには、ポリウレタンやライクラ（商標により名称が異なりますがほぼ同じ繊維構造）など伸びる繊維を1～5%程度混ぜて織りあげるのが一般的でした。

しかし昨今では、ポリエステルの伸縮力を活かして20％程度混ぜキックバック力（戻る力）の強い素材が登場したり、本日ご紹介するウール100%なのに最大20％も伸びる素材が開発されています。

ウール100%なのにこれだけ伸びる、、、最初触った時にはストレッチ素材が数％入っていると思ってしまったほど驚きました。その生地を作っているのが、

TRABALDO TOGNA（トラバルド・トーニャ）。　
　

TRABALDO TOGNA

TRABALDO TOGNA（トラバルド・トーニャ）は、同族経営のブランドとしては最も歴史のあるブランドの一つで、紡績から仕上げまでを一貫して行っているミル（織元）です。厳選された原毛選びでSuper120's以上の高級なものに特化した高級生地を織りあげています。

また、トラバルドトーニャが稀有な存在といわれるのはESTRATO（エストラート）というナチュラルストレッチ機能を生地に付随させたことによります。ストレッチ機能を得るために必要なポリウレタンを排して、ウール100%で表現。このこだわりが高級生地にしか出せない質感につながっていきます。また、秋冬はカシミヤ、春夏はモヘアを混ぜて季節感のあるコレクションを展開しています。

●●●という有名英国マーチャントの織元なのもそのクオリティの高さが認められているという証明です（どこの織元かは直接聞いてください<(_ _)>）。

Wool 100%（Super120's）　目付230～240g

春夏素材に着用する軽やかなスーツ素材として登場したクオリティ。質感だけ見るとこれにストレッチ性が入っているとは思わない高級な質感です。ネイビー、彩度を抑えたブルー、落ち着いたグレーなど使いやすい生地が並びます。

Wool 70% Mohair 30% 目付230g

夏スーツの素材と形容されるモヘアが30％入ることで、シャリシャリとしていて涼しそうな質感です。このシャリ感が生まれるのはモヘアがウールよりも繊維が太く、糸にしたときボコボコと段差が生まれ肌への接地が少なくなります。夏でもジャケットを着たいという方にモヘア混の素材はとてもお勧めです（モヘア混によりストレッチ性がウール100％のものよりは弱くなります）。