プレミアムなオーダーシャツ始めました
手前味噌ですが当店のオーダーシャツはクオリティが高く、スーツをオーダーくださるお客様のほとんどはシャツもご一緒にオーダーいただいています。
基本的にオーダーシャツは国産の生地を使い、国内縫製で仕上げているのですが、懇意にしてくださっているお客様よりもっと高いクオリティのシャツを作れないの?というお声を多数いただきまして、、、
それなら!
と最高峰の縫製と海外でも評価の高い有力ブランドの生地を使ったオーダーシャツをこの度スタートさせました。
今までのオーダーシャツとどう違うの?
こちらのラインのオーダーシャツは26,000~と通常ラインよりも約3倍の価格差があります。
では何が違うのか?
縫製面においての違いは、袖が後付けにより袖下部分にふくらみが生まれより動かしやすくなったり、運針(30㎜間でのミシン目の数)が24針と美しさが増します(通常は15~17針程度)。ボタンは根巻きという付け外しがしやすい仕様だったり、他にも細かい手の込んだディティールを実感していただけます。凝り具合だけなら3倍以上手間がかかっていると思います。
生地にもこだわりました
生地に関しても特別な37種類ご用意しており、すべてに”湯通し”をかけています。
湯通しを経ることで、クリーニングや洗濯をした際の縮みを最小限に抑える事ができます。通常生地は洗濯により3%程度縮むと言われ、その分を考慮してお作りしていますが、生地により伸縮率に差がでるので完全にとらえることは不可能です。その範囲を湯通しにより軽減させることができるのです。
使用するこだわりのブランドを4つご紹介します。
ALUMO(アルモ)
ALUMO(アルモ)社は約100年前にスイスで設立され、現在はアッペンツェルという美しい山々に囲まれた最高のロケーションで紡績、染色、精織、仕上げ加工まで世界最高水準の品質管理のもと生地を生産しているシャツのテキスタイルメーカーです。
生地に使用する原綿は、世界最高品質を誇る超長綿、エジプト産Giza45とカリブ地方原産のシーアイランドコットンを使用。その原綿を世界No1の紡績技術を持つスイスMACO社が担当しています。
スイス!と聞くとアルプスの少女ハイジを思い浮かべますが、まさにああいった自然豊かな環境で作っているそうです。環境問題にも配慮したALUMOのコットンは、光沢と発色の美しさ、なめらかでありながらハリとコシに富んだ独特の風合いで、世界最高峰の生地として位置づけられています。主な取引先として、エルメスやブリオーニ、既成シャツ最高と呼ばれるフライ等が挙げられます。
David & John Anderson(デヴィッド アンド ジョンアンダーソン)
David & John Anderson(デヴィッド アンド ジョンアンダーソン)はシーアイランドコットンを使用して作られます。
シーアイランドコットンは18世紀初頭に西インド諸島にあるバルバドスにて発見された綿花で、あらゆるコットンの中で最も歴史があり、最高の品質と呼ばれる品種の一つです。その綿花はバルバドス農業組合によって大切に生産され、年間生産量は世界で生産されるコットンの0.006%です。David & John Andersonは組合と強い繋がりを持ち、希少なシーアイランドコットンの原毛の半分以上を保有しています。
シーアイランドコットンの特性は光の反射率70%を超える輝度と耐久性の高さが挙げられます。シルクのような手触りと美しさを持つのが、David & John Andersonのコットン素材です。
Royal Caribbean Cotton Premium(ロイヤル カリビアン コットン プレミアム)
Royal Caribbean Cotton Premium(ロイヤル カリビアン コットン プレミアム)は日本国内屈指の生地メーカーが開発した国内最高品質の生地です。
原綿は世界有数の超長綿のスビンコットンを使用しています。世界で唯一綿の交配をおこなうインドにて、シーアイランドコットンを交配して作られた品種のスビンコットンは、インド綿全体の0.025%しか収穫できない希少な綿花です。有数の繊維の細さを持ちながら耐久力も高く、天然のろう分や油脂分を多く含んでいるので滑らかな肌触りがあります。
さらにこの風合いを活かすために、低速織機でゆっくりと高密度に織り上げたり、表面を2度ガス焼きして毛羽立ちを抑える工夫を取っています。表面を均一化させることで、染料の染色性も向上させ美しい発色と光沢を出すことができます。
Carlo Riva(カルロリーバ)
最後に紹介するのはCarlo Riva(カルロリーバ)。1871年創業のイタリアのファブリックメーカー、Fermo Fossatiのブランドで、”幻の生地”と称えられる世界最高峰のテキスタイルです。高速織機が主流のシャツテキスタイル業界において、製品品質に執着しすぎて未だに旧型のシャトル織機を使って織り上げています。
また、織りあがった生地の風合いを更に良くするため、まるでワインやブランデーと同じように湿度管理された倉庫で半年以上寝かせることから市場に出回る流通量が少ないブランドです。
技術オタクみたいでこういうこだわり私は大好きです(笑)
ここで紹介している生地に共通するシルクのように柔らかな肌触りがCarlo Rivaにも当てはまります。品格ある生地とも表現される世界最高峰のシャツテキスタイルです。
いかがでしたでしょうか。ワクワクするようなオーダーシャツを気になられた方は是非お問い合わせください。
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