お客様の写真 - 【お客様仕上がり例】高砂市H様のブラックスーツ ~国産フォーマル地マイクロヘリンボーン~

交通アクセス交通アクセス

11:00~21:00 (予約制)
079-240-6401

空き状況を見る

お問い合わせ

鳥形の紳士服ブログ

【お客様仕上がり例】高砂市H様のブラックスーツ ~国産フォーマル地マイクロヘリンボーン~

【お客様仕上がり例】高砂市H様のブラックスーツ ~国産フォーマル地マイクロヘリンボーン~
お客様の写真

オーダースーツの魅力は、単に身体に合うというだけではありません。お客様の背景や着用の用途、その一日のために必要な意味や機能までを盛り込めることにあります。今回ご紹介するH様は、以前より当店をご利用くださっており、ご自身の結婚式という人生の節目に着る一着を、とご相談いただきました。

 
 

タキシードか、スーツか

結婚式といえば、まず思い浮かぶのはタキシードかもしれません。H様も当初は、王道のタキシードで臨むか、あるいはその後も着用機会を持てるスーツにするかで迷われていました。タキシードは確かに格調高く、夜のフォーマルウェアとして申し分のない装いです。しかし、結婚式後の出番となると着用の場面は限られます。特別な日の洋服であるがゆえに、人によってはクローゼットで眠ってしまう可能性もあります。

他の方の結婚式で着られるという話も耳にしますが、“ブラックタイ”のドレスコードがない場合、主賓と同格の装いは避けた方が無難です。

こうした背景もあり、今回は略礼装にあたるブラックスーツをお仕立てすることとなりました。格式を保ちながらも、冠婚葬祭やフォーマルな会合など、その後も着用機会が見込める一着です。もう一段階格式を上げたい場合には、コールパンツを合わせることで昼の準礼装“ディレクターズスーツ”となります。

 
 

格式と個性を両立する生地選び

【お客様仕上がり例】高砂市H様のブラックスーツ ~国産フォーマル地マイクロヘリンボーン~

【お客様仕上がり例】高砂市H様のブラックスーツ ~国産フォーマル地マイクロヘリンボーン~

お選びいただいた生地は、国産のマイクロヘリンボーン。フォーマル=無地という印象を持たれる方も多いかもしれませんが、この柄も非常に格式の高い選択肢です。かのウェルドレッサー、ウィンストン・チャーチルもディレクターズスーツとして愛用していた色柄で、光の加減でごく繊細な織りが浮かび上がり、奥行きと深みを演出します。

フォーマルの場では、派手さよりも“よく見ると上質”という控えめな主張が信頼を生みます。マイクロヘリンボーンはまさにその代表格で、写真に残るときも陰影が美しく、黒一色に立体感をもたらす点も魅力です。

 
 

昼間の結婚式にふさわしい装い

【お客様仕上がり例】高砂市H様のブラックスーツ ~国産フォーマル地マイクロヘリンボーン~

【お客様仕上がり例】高砂市H様のブラックスーツ ~国産フォーマル地マイクロヘリンボーン~

ご着用いただいた姿がこちら。端正なスタイルに溶け込みながら、美しく身体を包み込むシルエットです。

H様の式は日中、しかも海外で執り行われるものでした。本来の格式ある着こなしのルールでは、夜の準礼装がタキシード、昼の準礼装がディレクターズスーツ、昼の略礼装がブラックスーツです。近年の日本では昼間にタキシードを着ることも広く受け入れられていますが、クラシックなドレスコードを踏まえれば、今回の選択は極めて正統といえます。

 
 

【お客様仕上がり例】高砂市H様のブラックスーツ ~国産フォーマル地マイクロヘリンボーン~

式のお写真も拝見しましたが、H様のクラシックなブラックスーツと純白のドレスが見事に調和し、会場全体が華やぎと品格に包まれていました。

式後には「最高の結婚式でした」とのお言葉も頂戴しました。一着のスーツが、お二人の大切な瞬間を彩り、記憶に刻まれます。そしてそのスーツは、これからも人生の節目や重要な場面で袖を通されていくことでしょう。結婚式だけのためではなく、その後の人生にも寄り添う一着。それこそがオーダーだからこそ叶えられるパーソナルな価値ではないでしょうか。

H様、この度はご依頼いただき、誠にありがとうございました。体型など変わられた際には、お気軽にご相談ください。今後ともよろしくお願いいたします。

 

>>フォーマルスーツのお問い合わせはコチラから

紳士服ブログ TOP


お客様の写真の関連記事

お客様の写真 TOP