【私物オーダー】神戸のBELLAGO (ベラーゴ) ブリーフケース紹介
※本日のブログは店主、鳥形の私物紹介のコーナーです。雑談ブログのようにお読みください<(_ _)>
姫路のオーダースーツ店EGRETは、店主が一番のEGRETのファンであり、拘りを込めて洋服をお作りする洋服屋です。拘りの深さだけでなく、日々生地やお作りできる洋服の幅を広げていく事を目指しておりますが、現状コーディネート全てのものを (納得するクオリティのものを) 作れる訳ではないので、自身EGRET以外の製品も着用します。
バッグや財布小物などはその最たる例で、以前、神戸の万双のバッグをご紹介しました。
万双ではブラウンのダレスバッグと、黒のブリーフケースを靴の色に合わせて使い分けています。気に入っているバッグではありますが、スーツスタイルに合わせるのが前提のバッグ。ジャケパンやカジュアルなスタイルには、カッチリとし過ぎないザネラートの黒のポスティーナを合わせています。
となると靴がブラウンの時のジャケパンに合わせるバッグも欲しくなるのが服好きの性ではないでしょうか。探し始めたのが去年の初夏。
ポスティーナは使いやすくこれの色違いも、、、なんて候補に入れていましたが同型の色違いというのも服屋としてどうなんだとうと思ったり、最近セレクトショップで良く見るアカーテやシセイも素敵だなと思いつつ、候補の一つだった神戸のBELLAGO (ベラーゴ) へ出向くわけです。
拘った店に見に行くとダメですね。バッグのフォルムも良いですし、レザーの雰囲気も良かったのでオーダーして帰りました (笑) 。
そして待つこと本年に仕上がりの連絡があり、引き取ってきたのがこのバッグ。使用していくともっとクタッとしてスタイルに馴染んでいきそうなドイツ産のシュリンクレザーです。見せていただいた20種類くらいのレザーとの中から選びました。
持ちながら開け閉めするには不便極まりないデザインの金具ですが、格好良いから良いのです (笑) 。
持ち手はもう少ししっかりした方が好みですが、全体のバランスで軽やかな形にされているのかもしれません。
裏地のスエードも色を選べるとのことでしたので、オーダーした日に妻が着ていた服の色にしました。適当なように見せて、オーダーした日の思い出に残そうという作戦でございます。
ちなみに、財布は2つ使いしていて長財布は万双のコードバンと、定期等を入れるラルコバレーノを使用しています。これも数年使用していて毎年買い替えようかと思いながら、気に入っておりそのままです。長財布はブラッシングや乾拭きメインのケアですがレザーが良い感じに変化しています。
EGRETで販売していないバッグですので、気になられた方は神戸のベラーゴさんへ是非。
これでメイン使いするバッグは揃ったと思いながらも、とある職人のバッグが気になっているのは妻に内緒です (笑) 。
次のブログはEGRETのお客様のお写真をご紹介いたしますのでお楽しみにお待ちください。
鳥形の私物紹介の関連記事
- 鳥形の私物紹介
【リネン沼の世界】春夏にコーディネイトしたくなるリネンのシャツが仕上がりました。
オーダーを重ねていくと通年使いできるものだけでなく、“季節のもの”が欲しくなるのは洋服好きあるあるです。 既製品の考え方とも重なる部分があり、大多数で着れるサイズ設計にするとあらゆる箇所を甘めのサイズで作る必要があり、完全には誰にもフィットしない洋服になります。フルオーダーにしろ...
- 鳥形の私物紹介
“手縫いのプレステージオプション”を使ったオーダースーツ 【名作 FOX BROTHERS “FOX AIR”】
姫路のオーダースーツ店EGRETでは、MTM (メイドトゥメジャー) とBespoke (ビスポーク) の取扱いがございます。それぞれパターンオーダー (イージーオーダー) やフルハンドメイドオーダーと呼ばれるこれらは、お客様のご要望に合わせてお選び頂いております。 本日はMTM...
- 鳥形の私物紹介
【DRAGO “SKYFALL”】ラグジュアリーなのにスポーティSuper180'sのオーダースーツ
気付けば3月も中旬に差し掛かり、昼の日差しは春を感じるようになってきました。気温でいいますとフランネルのスーツを着用していても問題ないかと思いますが、春気分の店主は次の休みの日にでもクリーニングへ出して衣替えをしようかと思っています。 クリーニングには全く出さないという方もいらっ...
- 鳥形の私物紹介
【ZEGNA “CASHCO”】カシミヤをブレンドしたラグジュアリーなコットンスーツの世界。
コットンスーツ、それもチノクロス生地を使ったものと聞くとどんなイメージがあられるでしょうか?チノパンのようなバリっとして固いイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。 Ermenegildo Zegna (エルメネジルド ゼニア) が作るCASHCO (カシコ) はそんな想...
- 鳥形の私物紹介
【鳥形私物】SCABAL “CLASSICS” を使った三つ揃いスーツ
仕立ての世界ではよく言われている事ですが、1着目のご依頼よりも2着目、3着目...と回を重ねるごとに自分に合ったスーツに完成度が高まっていきます。難しいのは、一つを修正するとそれに付随して別の問題が出てくる場合があるところです。もう何十着と仕立てている自分用のものであっても、生地...
- 鳥形の私物紹介
【鳥形の私物】ホワイトデニムトラウザーズは万能につき。
紳士服の歴史はカジュアル化の歴史であるとは、当ブログでもよく取り上げています。タキシードは本来カジュアルに着用するために作られた洋服でありましたが、現代において着用機会のそう多くないフォーマルウェアになった事からも分かります。 スーツも同じように、ビジネスの基本服だった時代から着...