【透けない】Hanes (ヘインズ) ビーフィー白Tシャツはジャケパン、セットアップにお勧めインナーです
スーツだけでなくジャケパンや、セットアップを着るならば、インナーはドレスシャツではなくTシャツを合わせることで、カジュアルダウンさせる事ができます。
汎用性の高さなら白Tシャツに勝るものなしですが、白Tシャツは透けたり、部屋着感がですぎたり、お客さ様からもどれが良いか迷うと言われるアイテムです。
白Tシャツ。
スーツ屋の私がお勧めするのが、Hanes (ヘインズ) ビーフィーシリーズです (※当店Tシャツの取扱いはなく、広告でもありません(笑)) 。
低価格ブランド最先鋒であるUNIQLOは素材や縫製はあの価格で素晴らしい物がありますが、個人的には無味無臭なデザインの服に感じます。 (着ていて味が出る経年変化という意味ではなく) 味付けのされた服はデザイナー、ブランドの主張があり、服が好きな人は自分の好きな味を求めます。反対にライフウェアを掲げるUNIQLOは味を付けない事で多くの人に受け入れられているのだと思っています。
ヘインズのビーフィーはシンプルな白Tシャツなのですが、細かい所をみると服好きからの支持が多いのが分かります。
ヘインズビーフィーのお勧めポイントは3点
ヘインズビーフィーのお勧めポイントは3点あり、肉厚のコットン、首回りの太リブ、ポケットです。
肉厚のコットン
ビーフィーと名付けられ、バッファローのデザインされた包装からも分かるように、ビーフィーは肉厚のコットン100%を使用していて、触るとペラペラした感じは一切しません。白Tシャツの宿命、“乳首透ける問題”もこの肉厚なので問題なく回避しています。
『男の魅力は透けて見えても、乳首は透けるな』
ビーフィーは、私達にそう教えてくれています。
しかも、肉厚だから肌触りが悪いかと言うと、むしろ逆でソフトな肌触りで、着ていて気持ちが良いのもお勧めする要因です。
首回りの太リブ
Tシャツは洗濯するのが前提で、大人の男の頑固な汚れを取るためにはしっかり洗ってほしい物。首回りも非常にしっかりとした太リブなので型崩れがしにくいです。
ポケット
個人的にこれが大きなポイントだと思っていて、白Tはやもすれば部屋着のように見えてしまう事もあります。それが原因で白Tシャツを懸念する方も多いように思います。みんながみんな白洲次郎や、尾崎豊のようにサラリと白Tシャツを着れるわけではないという事です。
なので、何かしらデザインが入っていると白Tシャツでも収まりよくなるので、このポケットは重要です。
膨らむと不格好なので、何を入れるわけでもなく夢だけ入れて、着用いただければと思います。
私、セットアップ用に白と黒を持っています。
お値段も税込¥1,650とUNIQLO並みにお手頃なので、セットアップやジャケパンに着るTシャツを探されている方は是非一度お試しください。
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